2017年4月4日火曜日

まどか、希望の神

円環の理

「君は、本当に神になるつもりかい?」(キュウべえ)(「まどか☆マギカ」第十一話)

哲学のクラスを取った時、色々な宗教の概念を習いました。そこから、段々神学に興味をもつようになりました。神学のクラスも沢山取りました。今週のテーマは神学です。私達の世界には色々な宗教があって、クラスを取った時、レポートをいっぱい書きました。しかし、アニメキャラクターを用いる事は今までしていません。今日のブログは神学の理論神の性質を説明します。そして、神学者の理論を使って、「まどかが神だ」を論拠します。まず注意してもらいたいのは、ここでは一神教の「God」という概念に基づくことです。神は宇宙を創造し、全能(Omnipotence)、全知(omniscience)、遍在(Omnipresence)、絶対完璧(Perfection)の性質を持って、神的単純性 (divine simplicity) になる必要な存在です。神は無体でいて、宇宙の中で最も考えられる存在です。この五つの性質は神学者たちがほとんど共通して認める神の特徴です

「魔法少女まどか☆マギカ」の主人公鹿目まどかは、「私はこの世界の悪の魔女を全部消します」という願いで神になりました。この作品の魔女はキリスト教の悪魔と同じ概念だと思います。まどかは全部の魔女を消したいなら、全能の力を使わなければなりません。彼女は時間と空間を統括して、世界中の魔女を消したいから、遍在の性質も持っています。アニメの第十二話にまどかはどこまでも皆と一緒にいると言いましたから、全宇宙の空間、過去、現在、未来のすべての時間に遍在することになります。

神の単純性と絶対完璧という特徴は神学の中で一番分かりにくいものです。絶対完璧の定義は宇宙中最も考えられる存在です。しかし私たち人間の思想はもともと完璧ではありませんから、完璧そのものについて考えることは難しいです。宇宙中最も考えられる存在は一体どんなものか、神学者たちも分かりません。神の単純性の定義では、神が神自分自身です。例えば、アニメの第十二話でまどかは希望になりました。まどかは希望の神ですが、希望はまどかが持っている性質ではありません。まどか自分自身が希望そのものです。

神の存在と特徴を短いブログで説明することは難しいです。皆さんは神学に興味があれば、是非宗教研究のクラスを取って見て下さい。私にとって、自分が好きなアニメを好きなクラスと結びつけて見ることはとても素晴らしい経験でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿