2018年1月30日火曜日

部活とサークル(その一)

KANA-JIN

今週はサークルと部活のことを紹介する。英語の「CLUB」にあたることは、日本では大きくサークルと部活という二つに分かれる。まず、この二つの区別を説明しよう。

部活はかなり厳しくて、スポーツなど真剣にやる人が参加するものである。たとえば、弓道などの伝統的な武術、人気のある野球やサッカー、サイクリングまである。私の友人ではだれも部活に入っていなかったけど、専修大学に短期留学したとき、弓道の部活に所属する友達がいた。彼女によれば、部活に入ることには、参加申し込みを出さなければならない。部活もサークルも会費が必要で、道具なども買い揃えなければならない。練習は週5回で、時期によって、師範練習、自由練習、審査練習、さらに試合向けの練習など違うスタイルを取る。部活は一回でもサボったら、追い出されてしまう。だから、留学生の私は部活に入れなかった。

部活に比べて、サークルは気楽なところだ。それでも、かなりの時間をコミットしなければならない。たいていの大学生はなんらかのサークルに参加している。中には、一つ以上のサークルに参加する人さえいて、「兼サ(けんさ)」と呼ばれる。サークルの内容には、趣味、研究、音楽、芸能などがある。早稲田の場合、スポンジ研究会、マイケル・ジャクソン研究会まであった。ほとんどのサークルは、部活と同じく、参加申し込み、退会願いや会員費が必要だが、すべて同じというわけではない。

早稲田大学でわたしも二つのサークルに入っていて、「兼サ」だった。一つ目は、理系の学生が多い合唱団だった。最初のころ、日本語もあまり喋れず、練習の流れも、他のメンバーの名前もよく分からなかった。びっくりしたのは、出演のために会場費を払わせられたことだった。聴衆には無料だった。私には留学生割引があって、それでも一万円払った。メンバーは全員日本人で、あまり共通した話題がなくて、結局合唱団をやめた。でも、そこで分かったのは、先輩後輩関係の複雑さだった。メンバー同士は仲良かったのに、後輩は先輩に敬語を使っていた。恋人だった二人の間でさえ、年の差があれば、敬語だった。言葉から不思議な距離が感じられました。その代わり、先輩は後輩によくご飯をおごっていた。この関係はいまでもよく分らない。

写真は、私が参加した演奏会のチラシだ。結構難しい日本語を歌ったと思わない?

1 件のコメント:

  1. エイプリル2018年1月30日 18:40

    高校生の時、私も合唱団に入ったのに、KANA-JINの経験したことに違った。私の「会場」は高校の食度だ。会場費を払わせられたことであれべば、素晴らしい所みたいね~。

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