力より大切なもの

円環の理

今週のテーマは、ポケモンサン・ムーンのキャラクター分析です。ポケモンフランチャイズは世界的に有名で、ポケモンのファンは海外にも大勢います。ポケモンのストーリは大体同じです。ポケモンを集め、養成します。それから、強い敵と戦わせます。ストーリによって、敵のチームの目的などが違います。でも、襲撃の手段は同じです。ポケモンを盗んだり、人に迷惑をかけたり、世界をめちゃくちゃにします。例えば、アクラ団は伝説のポケモンを支配して、世界を壊そうとしています。

ポケモンサン・ムーンの敵は異常です。エーテル財団理事長のルザミーネがポケモンを保護するために、「エーテルパラダイス」という島を建てました。ルザミーネがポケモンを保護しようとする理由は、金や権力などの世俗的なものではなく、「美」という抽象的な概念です。美しいポケモンを守りたい、それだけです。ルザミーネの終極的な目標は、異空間のポケモンを自分の世界に招き入れることです。ただ、美しいものを探すという観念はあまりにも強く、プレーヤーたちはルザミーネと戦わなければなりません。

ルザミーネにはいくつかの面白い特徴があります。他のポケモントレーナと違って、ルザミーネは特定のタイプのポケモンを使いません。使っているのは、ピクシー、ドレディア、ムウマージ、ミロカロスとキテルグマです。ポケモン図鑑によれば、ミロカロスは一番美しいポケモンです。ピクシーとドレディアも凄く可愛いポケモンです。こんなコンビはこれまでには存在しませんでした。その理由は明らかです。かれらはとても弱いです。ドレディアの戦闘力は480に過ぎず、ただ外見はとてもエレガントです。ムウマージの戦闘力は495ですが、同じゴーストタイプポケモンのメガゲンガーの戦闘力は600です。しかし、メガゲンガーの残忍な性格と違い、ムウマージはまるで貴婦人です。ここから分かるように、ポケモン選びの条件は、単純な「美」という概念です。

ルザミーネは私が一番尊敬するポケモンキャラクターです。哲学のクラスで「美」という概念より美しいものがないと習いました。美は他のものに取り替えられません。力よりも強いものがあります。ルザミーネの考えには大いに賛成です。