円環の理
「時を巻き戻してみるかい?NoNoNo! 今が最高だ!」 (μ’s)
このブログはもう半分ぐらい過ぎましたが、皆さんは哲学とアニメとの関係をどう思いますか。これまでには、衝突についてのテーマが多かったです。感情と理性、人間性と正義、そして客観と主観などのテーマについて検討しました。しかし、哲学はこんなテーマばかりではありません。今週は、理想化の哲学です。
「ラブライブ!」は、優勝を目指す九人のアイドルグループであるミューズがトップアイドルに成長した物語です。ミューズのメンバーは、はじめに三人だけでした。そこに、東条希は九人のグループだと予言しました。物語が進むにつれ、新しく六人入りました。メンバーたちはそれぞれ自分の問題を持っています。例えば、アイドル研究部の部員たちが全員離れましたから、アイドル研究部には矢澤にこしかいません。そのせいで、にこは友達がいません。小泉花陽は恥ずかしがり屋で、アイドルになりたいのに、ミューズには入ろうとしませんでした。他のメンバーもいろいろな理由でアイドルになりたくありませんでした。しかし、どのメンバーも逆境の中で成長しました。そして、東条希の予言の通り九人のミューズが結成されました。
ラブライブはこれまで見てきたアニメとちょっと違います。理想化された要素が多いです。逆境にもかかわらず、自分の運命を探し続けることは、理想的な人生です。まどマギと沙耶の歌に比べて、このアニメのテーマはかなり違います。努力したら、いい結果があるという事です。ミューズを奇跡と呼ぶ人も多いです。ラブライブの劇場版のエンディングでは、ミューズが解散されました。けっして期待するような結末ではありませんが、卒業した学生がアイドル活動に参加できなくなったことがその理由です。全員がいなければ本当のミュズーではありません。実はミューズが解散した時、人気がピークの状態でした。人気な二次元アイドルグループの終幕はかなりドラマチックです。
哲学にはファーストオーダー、セカンドオーダー邪悪という概念があります。そして、ファーストオーダー、セカンドオーダー美徳もあります。逆境はファーストオーダー邪悪ですが、セカンドオーダー美徳の忍耐力が現われることが条件です。ラブライブはこの理想主義の寓話です。そして、人気が低く、解散しなければならないという状況より、ピークの状態での解散のほうがもっと理想化です。これによりミュズーの奇跡と輝きが忘れられないということです。
哲学とアニメとの関係はおもしろいだ思います。「ラブライブ」を見たことがありませんが、ブログを読んだ後で、見たいです。
返信削除二年前「ラブライブ」を見た時、私は感動しました。去年「ミューズ」が終わったのに、いつも全員は心に残っています。
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