2015年2月15日日曜日

勇者は恋に命をかける

イデンα

もしぼくたちは虫だったら、突然巨人のような天敵に襲われたとき、逃げるのだろうか、それとも戦うのだろうか。ほとんどの昆虫の場合、逃げることを選ぶ。しかし、勇者の一族がいる。かれらは自慢の武器を構え、真正面から敵と死闘を繰り広げるのだ。「蟷螂(とうろう)」という彼らの一族は今も生き伸びている。

蟷螂は、「鎌で切る」ということから「カマキリ」とも呼ばれている。細長い体の頂点には逆三角形の頭がある。その下には棒状の上半身があって、長い首ではないかと思われるぐらいである。まるで首を長くして獲物を待っているみたいだ。蟷螂は肉食性で、自身より小さい昆虫などを捕食するが、大きいのを捕食することもある。獲物をしっかりと手に入れるため、武器となる恐ろしい鎌状の前脚を生える。また、蟷螂の成虫は長くて強そうな翅を持っている。普通は威嚇と短距離の飛行以外にあまり使わないけど、戦闘となるとやはり有利だ。それに、緑色や褐色の保護色を持つ。このように、蟷螂は優秀な武器を装備し、退却しない立派な戦士だ。

entry5bたいていの場合、蟷螂は花の上や木の幹でじっとして獲物を待つ。そのため、動かない彼らを発見することはあまり難しいことではない。でも、蟷螂を捕る方法は簡単といえば簡単だが、怪我することさえありうるから、決してやさしいことではない。それでも、人は難しいことに挑戦する。蟷螂の後ろからその長い首を二本の指で押せば捕れるはずだ。ただ蟷螂の前脚は長い首にまで届くことができるので、連続の攻撃を我慢するしかない。酷い怪我をする前に、素早く蟷螂を籠のようなものへ移動すれば、大丈夫だ。

子どもの時、ぼくは何回も蟷螂を捕ることを楽しんだ。ある日ぼくは蟷螂を何匹も捕って、全部一つの籠に入れた。食べるものを与えようと、バッタや蝶を捕ってきたが、しかしかれらは死んだ獲物には全然興味がないことが分かった。蟷螂は結構偏食だなあと思った。それから、籠に蟷螂しか入らないのに、蟷螂の数は一匹ずつ減っていた。あの時は理解できなかっただけど、蟷螂が交配する時や食べ物が足りない時に、メスの蟷螂はオスを喰うこともあることを後になって知った。こんな習性があるなんて驚いた。昔見た「天地無用」というアニメのオープニングテーマを思い出した。「本当の目的は男に気づかせずに未来まで奪ってく。女は怖いものよ…下手に動くたびに、上手く騙されてく。働いて吸い取られて死ぬだけ」。どうしてオスの蟷螂は戦うときも交配するときも無駄な犠牲を恐れないのだろうか、いまでもよく分からない。ぼくはただ、オスの蟷螂が全滅しないように祈っているだけだ。またアジアに行って、彼らを捕りに行きたいからだ。申し訳ない。

ピー・エス:蟷螂の幼虫は、可愛くて、益虫だから、立派な戦士になるまで、傷つけたりしないように見守ってあげてください。

「真実の詩はこの胸に流れ」

A1

小学校5年生の頃、金曜日にると、深夜で人気のアニメ「犬夜叉」を見ていました。このアニメに心が奪われました。友達との会話にもいつもこれが話題になりました。「犬夜叉」のオープニングテーマとエンディングテーマは大好きで、わたしにとっての最初の日本音楽でした。通学バスの中で、言葉が一つも分からなかったにもかかわらず、みんなでずっとその歌を聞いたり、いっしょに歌ったりしていました。今、そのメロディーを聞くと、とても懐かしくなります。それで、去年、「Do As Infinity」(ドゥー・アズ・インフィニティー)を聞き始めました。聞く前には、少し不安がありした。もし聞いて好きになれなかったら、昔の懐かしい思い出が壊われるかもしれません。幸い、そんなことはありませんでした。ちなみに「犬夜叉」は長いから、あわせて三曲がオープンニングとエンディングになりました。目を閉じて聞いていると、アニメが頭の中に浮かんできます。

entry5a「Do As Infinity」は日本のバンドで、一人の女性歌手と二人の男性ギタリストです。「Do As Infinity」の音楽はどう見ても、ロックです。強いボーカルやギターをたくさん使って、雰囲気が冴えていて、ロックの名にぴったりです。今回のアルバムは、「True Song」というタイトルです。「犬夜叉」の曲も入っています。すべての曲にはそれぞれの魅力があって、どれも好きです。でも、やはり終わりの「真実の詩」が一番好きです。メロディーはすごくアジアらしくて、曲の中に中国の京胡という楽器まで入っています。少し悲しい気持ちを感じて、そこはロックとの違いが出てきます。まるで深い森の中に迷った気がします。でも、全体としてはロック風なので、ロックが好きなら、ぜひ聞いてください。このリンクをクリックすると、Youtubeで「真実の詩」を聞くことができます。ところで、「真実の詩」は「True Song」の訳であって、ちょっと面白いと思います。

日本人でもみんなこのバンドが好きとは限ぎりません。ぜんぜん「Do As Infinity」を聞いたことがない日本人にたくさん会いました。ロックのファンにも聞きましたが、やはり聞いたことがないみたいです。でも、オリコンチャートによると、全アルバムの売り上げは一位から三位まででした。それで、どうして日本人は「Do As Infinity」を知らないのか少し考えてみました。

私には「Do As Infinity」が日本のロックだと思います。しかし日本人にとって「Do As Infinity」はアメリカのロックかもしれません。実はアメリカ人の友達に聞かせたら、「すごくアメリカっぽい」と答えました。私はとくべつに反対はしませんが、でも単に日本語で歌うアメリカ音楽というわけでもないと思います。日本らしいところもあって、アメリカ風と日本風の音楽をおり交ぜたと思います。さらに時代の変化もあります。「Do As Infinity」が一番人気だったのは、2000年から2005年までのようです。いまはすこし人気が薄れた気がします。でも、私のなかではまったく変わりがありません。多分、永遠に変わらないと思います。

来週はクラシックです。皆さんはベートーベンのことをきっと知っているのですね。

幻のシックスマン

JP

引き続きバスケのポジションのことを書きます。コートに出るのは5人のプレーヤーですが、じつはさらにもう一つのポジションがあります。それは何だと思いますか。このポジションはスタータじゃないです。コートの外のベンチにいます。答えは「シックスマン」というポジションです。スタートの時にコートに上がらなくても、困った選手が出た時に、コーチはこのシックスマンの力に頼らなければなりません。

entry5c全体的なイメージを与えるために、シックスマンの弱点から書きましょう。シックスマンは、確かにコートにいるプレーヤーほど人気がありません。プレーの時間は短いし、統計に残ることも特別にありません。しかし、その存在はとても大事です。ベンチプレーヤーとしてゲームの雰囲気を盛り上げなければなりません。得点が少ないときにはシューティングを集中させます。チームのディフェンスが弱くなると、ディフェンスを支えます。言い換えると、チームにピンチがあったら、それを乗り越えるようにしなければなりません。つぎにシックスマンのいいところを説明します。試合の中でプレーヤーにはそれぞれのポジションがあります。これに対して、シックスマンは特別です。どんなポジションにも対応できます。そして経験の多い選手です。シックスマンのポジションはほとんどべたランの選手です。その経験のおかげで、彼の役割はより大きいです。バスケのゲームに素晴らしいシックスマンがいれば、優れたチームになります。子供の時、シックスマンと聞かれてもぜんぜん興味がありませんでした。きらいと言ったり、知らないふりをしたりしていました。しかし最近ゲームを見る時に、幻のシックスマンの存在にははっきりと気づくことができます。

シックスマンはかならず一人のプレーヤーとは限りません。熱狂なファンもシックスマンです。ホームチームのゲームでは、観客は大きいな声で応援します。プレーヤーはその声に大いに助けられ、つよく自信を持ちます。興味があればこのリンクをクリックしてください。

コーヒーパターン - 横浜版

リーフ

皆さん、こんにちは。私の喫茶店の旅を追っかけていますか。今回は、横浜にある有名な喫茶店のことを書きます。横浜は港町で、わたしの日本での二番目の気に入りの都市です。横浜が面する海が大好きです。それに、海辺に座り、コーヒーや紅茶を飲むのが、とても気持ちいいです。

2014年6月23日、私は横浜に二日いて、山下公園で友人と会いました。美しく晴れ上がった日でした。友達のミチさんと会う約束の時間より二十分前に公園に着きました。とても日本人らしい行動でした。ミチさんと連絡しようとして、インターネットを使えるスターバックスを探していました。そこで「カフェエリオットアベニュー」という名前のかわいい喫茶店を見つけました。店は明るくて、広々とした。海が見えるから、窓の横にあるテーブルに座り、美しい女性が私に向かって来ました。

「お客様のご注文はなんでしょうか。」彼女の声は本当に優しかったです。

entry5d「カフェラテを一つ、お願いします。」私は日本語で答えました。彼女はわたしの日本語に驚きましたが、嬉しかったようです。五分ほど経って、彼女は私のカフェラテに取り掛かりました。まずカップと蒸しミルクが出されました。私はちょっと混乱してしまった。彼女はカップにミルクを注ぎ始め、美しい葉の模様を作りました。それはすごくきれいだったので、飲むにはもったいないものでした。わたしは、すぐ店のことをグーグルで調べて、そこはコーヒーの品質と模様のことで有名だったのを知りました。そこのバリスタはシアトルで訓練を受けていました。コーヒーは本当においしかったので、店の評判は本当だったと思います。私はコーヒーの作り方をじっと見ていました。とても速くて、完璧でした。

きれいな模様の作り方を詳しく記録することができませんが、このリンクをクリックすると、皆さんは自分で確認することができます。

ミチさんは時間通りにやってきて、店から出ました。あの喫茶店、また行きたいです。今度はほかの特別なかわいい模様をするコーヒーを注文します。

2015年2月8日日曜日

夕闇の訪問者

イデンα

燦々と輝く太陽の下で、身軽な夏の服を着て、虫捕りをしたり、花を観賞したり、山に登ったりすることは、東アジアでの人気ある活動だ。やがて夜がやってくる。情報の収集を主に視覚に頼る人間の僕たちは、普通、光のない夜にできることがかなり少ない。しかし、ちょっとだけの明かりさえあれば、夜に繰り広げられるもう一つの虫の世界を訪れることができる。暗いあいだにだけ出てくる虫たちを見つけたり、捕ったりすることは、昼間と同じく楽しい。とりわけ、チョウにそっくりの蛾(ガ)が現われて、僕たちを夜の世界へ導いてくれる。

実際、多くの蛾は元々蝶に含まれる「大蛾類」だ。つまり、蛾は蝶の親類だ。形によって区別がいくつかあるが、どちらが高等かと決められない。面白い虫の家族だ。

entry4bまじめに区別すれば、以下の通りになる。まずは蛾と蝶の触手の形は少し違う。それから、止まった時、蛾は翅を体の外側に広げるが、蝶は翅を背中の上に畳む。更に蛾の翅のパターンは面白いことは面白いが、美しくて明るい蝶のそれに比べるものではない。それは蛾は体温を失わないため、厚い鱗粉を発達させた結果ではないかと言われている。ぼくが一番気に入った違うところは、蛾の幼虫は蝶の同じように蛹に変化することができるけど、それまでにずっと繭を作っていることだ。特にカイコガという家畜化された家蚕(かさん)の幼虫は、あの絹になる糸の繭を作る。だから、ぼくは実際にカイコガを育てたかった。しかし、蚕は野生に戻れない退化された昆虫だから、虫捕りで見つかることはほとんど不可能で、ぼくみたいな普通の子供には彼らを飼育するのがとても無理なことだ。残念でならない。

それでも、他の蛾を捕ることはできる。夕日が落ちたあと、低い壁や木の幹の周りに止まっていた蛾は動き始める。昼間にじっとする蛾は翅に付いた保護色のおかげで安全だが、夜になると大きな弱みが現れてくる。彼らは光に誘われて、そこへ飛んでゆくのだ。まるで自首したがっているようだ。これを利用すれば、蛾は簡単に捕れる。中国語には「飛蛾投火(飛蛾の火に入るが如し)」という表現がある。ぼくには、こういう犠牲の価値は分からず、とにかく彼らのことを同情する。

ピー・エス:子どもの時、ぼくが焼き鳥のように料理した蚕の蛹を食べさせられたことがある。繭の利用が終わったら、料理にまでなってしまうのだ。すごくかわいそうだから、いやな感じだった。その時から、いくら栄養豊富だと言われても、ぼくは蛹を絶対に口に入れない。偏食だろうか。ただ、いつかまた蛾を捕りたい。

タイム・アウト

A1

皆さん、ジャズを聞いていますか。2012年まで、私はあまりジャズを聞きませんでした。父は大のジャズ好きで、昔からどうして父がそうだったのか分かりませんでした。しかし、大学の授業でジャズの歴史を学ぶ機会があって、ジャズをたくさん聞きました。その授業のおかげで、ジャズの不思議な魅力が見つかり、今日はぜひ皆さんにも聞いてもらいたいです。

entry4a今週のお薦めのアルバムは、アメリカのデイヴ・ブルーベックの「Time Out」(タイム・アウト)です。1959年に録音したアルバムです。ジャズには長い歴史があって、たえず進化を続けた音楽です。1959年のジャズは1930年代のジャズとも、また今のジャズとも全然違います。もし1930年代の人を今に連れてきて、今のジャズを聞かせたら、絶対に「これ、ジャズじゃない。雑音だ」と言われるでしょう。ところで、このアルバムの様式はクール・ジャズと言われます。クール・ジャズの特色はリズムが軽く、リラックスさせることだと思います。このアルバムはクール・ジャズの中でもめずらしいもので、その不思議の力を詳しく説明します。

ジャズには昔から歌詞が付いていましたが、いまは、ほとんどは楽器の演奏です。このアルバムも器楽ばかりです。それで、聞く人は自分なりの曲の意味を見つけ出すことができます。それが魅力です。私は「Time Out」を聞くと、なぜか青藍の色を思い浮かべます。だからリラックスを感じます。「タイム・アウト」という言葉の通り、日常のプレッシャーから抜け出して、しばしの休憩を感じるようになる。特に最初の「Blue Rondo a la Turk」(ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク)という曲は最高だと思います。この曲はデイヴ・ブルーベックのユニークなリズムが入っていて、それがユニークで、ほとんどの人が聞いたことがないかもしれません。この歌詞のないリズムに合わせて、音楽は感動を与えます。どうして感動なのか、ちょっと説明してみます。歌詞が付いていないので、確実なことは言えません。でも、音楽家の感情は音楽で伝えられています。その答えを探し求めることは、とても楽しいです。このアルバムは、とてもクールです。前半はちょっと変ったリズムが入り、テンションが高いです。全体の感じは、元気そのものです。それから少しずつ後半に移ります。後半はとてものんびりしていて、テンションが下がりました。まるで疲労や悩みが飛んで行ってしまったような感じです。目を閉じると、まるで夕方のジャズクラブにいるようです。空想クラブの中で、友達と話したり、演奏を鑑賞したりして、時間を楽しみます。でも、曲の終盤、また前半のリズムが戻り、ちょっと違う感じがします。でも、リズムは似ていても、文脈が違うので、感じ方も変わってきます。このリンクをクリックすると、「Blue Rondo a la Turk」を聞くことができます。

あとの曲もクールの感じをしますが、それぞれに特色があります。たとえば「Take Five」という曲も不思議なリズムを取ります。何か伝えたい難しい気持ちがあります。でも、それ以外の曲はだいたい気さけな曲だと思います。じつは私は最初このアルバムの一番目の曲が嫌いでした。しかし繰り返し聞いているうちに、すごく気に入ったのです。ジャズはユニークで、初めは馴染まないこともよくあります。皆さん、ぜひゆっくりジャズを聞いてみてください。

来週は日本の「Do As Infinity」の「True Song」と言うアルバムです。懐かしい思い出を教えますから、楽しみにしてください。

「バスケ語」を知っていまか

JP

皆さん!バスケのルールはおそらく分かっているでしょうから、詳しい説明をしません。今回はバスケの言葉を書きたいと思います。たくさんの俗語などがあるので、できるだけ分かりやすく説明をしてみたいです。

まず、バスケのチームは、プレーヤー五人です。5人の役割は、それぞれポイントガード、シューティングガード、スモールフォワード、パワーフォワード、そしてセンターです。パワーフォワードとセンターはよく「ビッグマン」と呼ばれます。どうしてそう呼ばれるかと言えば、答えは簡単です。この二つの役には、いつも背が高い人が就きますから、ビッグマンです。ポイントガードは「プレイメーカー」と呼ばれます。時々「フロアージェネラル」とも言います。NBAのゲームを見ますと、必ずプレイメーカーが出ています。シューティングガードには特別な呼び名がないようですが、最近よく聞かれるのは、「ピュアシューター」です。言葉通りに、純粋にシュートする、ということです。素晴らしいシューティングガードは、3ポイントラインの外から完璧なショットを見せます。

次はゲームの中で使われる言葉です。私はYMCAでバスケをしていて、いつも「アンドワン」という言葉が耳に入ります。シュートするにあたり、相手のプレイヤーにファウルをさせた上でボールをネットに入れることができれば、3点目のチャンスが回ってきます。ふつうのプレーならあくまでも2点ですが、相手のアグレシブな防御を誘い出すことができれば、さらにフリースローラインから1点追加できます。これが「アンドワン」のプレイです。次はボールのあだなです。普通にはただボールと言いますが、もう一つの名前があります。entry4c「ロック」です。バスケでボールが大事なものだから、それを守る時に「ロックを守れ」と叫びます。そして「ロックをパスしてくれ」とも言います。もちろん、ロックとは、石のことです。ほんとうによく聞きます。次はみんなもきっと聞いたことがあるでしょうが、「ブザービーター」です。ゲーム終了のブザーが鳴る前にシュートをし、ボールがネットに入るのと同時にブザーが鳴るということです。まるでボールでブザーを鳴らしたような感じです。それができれば最高な感じだと思います。

まだたくさんの言葉を説明したいんですが、興味があればこのリンクをクリックしてみてください。ちなみに、私の一番気に入りの俗語は、「ダガー」です。英語で「Dagger」というものです。その意味は、ゲームの最後の時間になって、3ポイントショットでもダンクでもレイアップでも、どんな方法でもいいから逆転して最後の勝利を奪うことです。サディストじゃないけど、相手のがっかりした顔を見るのが大好きです。

上野の秘密

リーフ

皆さん、どのようにコーヒーや紅茶を飲んでいますか。会社でコンピュータを使いながら飲んだりしていますか。それとも、喫茶店に入り、窓際に座り、コーヒーを楽しむのですか。私にとって、場所はすべてです。時々友人と混雑したカフェに座ることもありますが、やはり一人で美しい景色の向かい、ゆっくりと楽しみたいです。

今度は、違う国に連れて行くことにしました。日本の、東京の、上野公園です。

entry4d昨年、私は2ヶ月間日本にいて、最高の時間を過ごしました。たこ焼きやお好み焼きを食べる以外に、私は新しい飲みものを探し求めて、よく喫茶店に入りました。ある曇りの日に、私は東京の中心部にある上野公園に行くことにしました。周りは美しい緑の色でいっぱです。公園の中を歩いて、スターバックスが目に入りました。私はスターバックスの大のファンではないが、何だか日本のそれはカナダのよりも面白そうでした。しかも場所は完璧でした。上野動物園の入り口に近く、すぐ横に巨大な噴水がありました。後で、その店は二年前に出来たばかりだと知りました。

幸い、店の中はあまり忙しそうではなかったです。バリスタは美緒という名前の女の子でした。美緒さんは上野高校で勉強していて、来年アメリカに旅行したいということで、アルバイトをしていました。私は彼女に何がお勧めか聞いたら、「抹茶マーブル」と彼女はかわいい笑顔で答えてくれました。このような組み合わせは初めてでした。茶色の正方形のゼリーが入った飲み物でした。一度も見たことがありません。最初に一口飲んで、とてもおいしかったです。それは、チョコレートゼリーとミルク緑茶だと思います。私はおいしい飲み物をつくってくれた美緒さんに感謝しました。それから彼女のことや、彼女の仕事について教えてもらえないかと訪ねたら、喜んで応じてくれました。つぎのシフトまで30分あると言われました。

ちょうど30分経ったら、美緒さんは外のベンチで待っている私のところにやってきました。彼女は私にベーコンとほうれん草のキッシュをくれました。びっくりしました。カナダのスターバックスならぜったいにありえないことです。素敵なおやつに心から感謝しました。

美緖さんは、「抹茶マーブル」の作リ方を教えてくれました。緑茶、ミルク、チョコレートパウダーとチョコレートのゼリー。その飲み物の作る方はちょっと難しそうで、私にはあまり分かりませんでした。

「美緒はいつからここでの仕事を始めたのですか。」

「ちょうど3ヶ月前です。私の友人は数ヶ月前、交換留学でボストンに行きましたので、私も行きたいです。」

「すごいですね!美緒さんはここの仕事、好きですか。なんでも作れるのですか。」

「私はスターバックスが好きです。同僚の一人はアメリカ人です。いつも彼と英語を練習して、よかったです。」美緒さんはさらに話を続けました。「バイト代も悪くないと思います。お金を貯めることができるので、嬉しいです。」

「抹茶マーブル」は十代の女の子に一番人気があると教えてくれました。それに、上野公園のことも説明してくれました。美緖さんは、上野公園のスターバックスが美しいと言いました。外国人がたくさんいて、人気のある観光地のようです。それから、桜の季節になると、夜の眺めは最高で、それが上野公園の「秘密」です。公園のライトが点きました。私は美緒さんの話を聞きながら、白い桜みたいな花はが見えた思いでした。本当にきれいでした。

2015年2月1日日曜日

花園の舞い姫

イデンα

中国や日本では、間もなく花見の季節を迎えようとする。花が咲き始める時期には濃厚な花の香りが漂い、それに誘われてチョウ(蝶)や蜂がたくさん集まってくる。大人たちに教えてもらうまま、咲き乱れる花の姿を観賞したりするのも楽しいが、わんぱく坊主だったボクは、花を見たら、許されさえすれば、すぐそれを折ったり、花の上で舞い踊る蝶を捕ったりするものだった。その時のぼくはまさに単純で、花とや蝶を傷つけることなどぜんぜん酷い行動だと思わなかった。それよりもものすごく綺麗な蝶を手に入れて、それだけで素晴らしい思い出が残り、なによりも楽しかった。

entry3a花の美しさに並ぶものは、チョウしかない。その体に比べてとほうもないぐらい大きい翅は、まず不思議な存在だ。どんなチョウでも、いつも魅力的な翼を誇りとし、「外面の美しさこそ大事だ」というこの世界では、大いに役立つものだ。だからこそ、チョウは古今東西、一番人気のある昆虫だ。どんなに虫が嫌いな人でも、チョウまで嫌う人はそもそもこの世にいないだろう。

成虫のチョウは確かに可愛くて無害(無毒だとは限らないから、勝手に食べるようなことをしないでください)だけど、毛虫と呼ばれるチョウの幼虫はまるで別ものだ。変わった形をして、体中に毛や棘が生えていて、毒まで帯びているかもしれない。その上、植物や農作物を食う害虫とされ、ポケットモンスターのようなゲームの世界じゃないから、こんな化け物が好きになる人は絶対におかしい。更に幼虫から脱皮して蛹になると、時々体やお尻をゆすって動く。見るだけでぞっとする恐ろしいものだ。とりあえず、完全なチョウになるまで、この虫から目を逸らしたほうがいいと思う。

しかし、害虫だった毛虫はいずれチョウになる。大いに嫌われる草食性もその恐ろしい姿も共に消えてゆく。代わりに、チョウはそっと花びらに止まり、花の奥にある甘い蜜を長いストローのような口先で吸いはじめる。完全に無害になるのだ。それだけではなく、チョウは花たちの仲人役を務め、花から花へ、体に付いた花粉を運び、花の受粉を手伝うようになる。つまりチョウになった後半の生涯は花たちの世話をすることによって、その前半の生涯の罪を償っているのだ。まったくいじらしい虫じゃないだろうか。

もしチョウが捕りたいなら、バッタの捕り方のようになんの道具もなくても捕れるはずだ。しかし、チョウの美しいところはその翅を覆っている鱗粉にあるのだから、もしそれに手を付けてしまったら、チョウの価値もその生存率もぐんと下がってしまう。こういう場合、専用の網を使えば、チョウを傷つけないように捕ることができる。でも、今のぼくは、チョウを捕ることをお勧めできない。いまのカメラはすごいから、チョウが好きなら、代わりに写真をいっぱい撮って十分だろう。

ピー・エス:カナダに住んでいるぼくの庭にはラズベリーの果樹が何十本もある。毎年七月になると、その木には花が咲き、時々チョウが飛んでくる。チョウの色は、紫、ピンク、白い、黄色と、さまざまだ。今のぼくは彼らの邪魔を絶対にしない。素晴らしい眺めなのだ。

「脆弱な私がだんだん変わる」

A1

皆さんは、自分が成長したと思いますか。成長することは難しいと思いますか。新たな気持ちになったと思ったら、また新しい質問が出てきます。自分のアイデンティティーとはいったい何でしょうか、このままでいいのか、未来に何があるのか、こういう質問が現われてきて、どれにもはっきりした答えはないと思います。しかも、素敵な友達も楽しい時間も過去のものとなります。私はもう21歳ですが、まだ成長していないと思います。

ぜんぜん成長していない私は、2014年9月に「牛乳@咖啡」(ミルク@コーヒー)を発見しました。「牛奶@咖啡」の「越长大越孤单」(成長するほど寂しくなる)というアルバムを聞いて、「あ、このアルバムは私の気持ちが分っている」と思いました。今回、このアルバムを聞いてもらいたいです。

entry3b「牛乳@咖啡」は中国の北京で生まれたインディーズ音楽グループです。グループのメンバーは二人、Kiki(歌手)とGefei(ピアノやギター、そして作曲)です。インディーズというのは、大手のレコード会社に属さないで、自分で音楽を作り、小規模で販売するグループのことです。でも「牛乳@咖啡」は2013年に「Huayi Brothers」という大きい会社の所属となりました。ただすべての音楽は新しい会社に所有されるようになるわけではなく、その中で、この音楽はまだインディーズです。先週の「パフューム」に比べて、この音楽は普通の楽器で演奏し、テーマはとても複雑です。曲の中には、ギターやドラムやピアノが入っています。歌詞はすべて中国語です。私は中国語が下手で、ほとんど聞き取れません。しかしながら、それでも大丈夫です。なによりも音楽は気持ちを強く伝えています。

アルバムには、悲しい歌も嬉しい歌も入っています。最初の曲「穿越珊瑚海」(珊瑚海を通り過ぎる)は恋人についての物語です。恋人と遠く離れて、結局、一人で寂しい旅を続けます。一人では弱いのですが、しかし恋人のために強くて立派な人になろうと頑張ります。曲は寂しい旅のリズムです。寂しいですが、この人には生きる目標があるので、悲しみも嬉しさもあります。この曲を聞くと、この人の悔しさを感じることが出来ます。それが私に感動を与えてくれて、まるでたまらない叫びの声です。その気持ちはこの曲の命です。心の人に会えるかどうか分からないのですが、希望と絶望は同時に感じられます。この曲は私の一番好きな「牛乳@咖啡」の曲です。このリンクをクリックすると、Youtubeで聞けます。

しかし、人間の成長と同じく、このアルバムの曲は、ただ一人の気持ちだけではありません。「我不是Rock N’Roll」(私はロックじゃない)は、自分のアイデンティティーを見つけ出す楽しさについての曲です。「咖喱咖喱」(カレー、カレー)は恋人たちのいちゃいちゃすることを歌います。最後の「快乐星猫」(嬉しい星猫)は、猫の生活についての曲です。これらの曲はすべて早くて、聞いていると楽しい気もちになります。特に最後の「快乐星猫」は、成長することに関係がなく、ただ猫の生活です。それでも何かのメッセージがあると思います。「牛奶@咖啡」の伝えようとすることは、多分「成長するのは難しいけど、考えすぎたら、楽しいことを忘れてしまう。だから、あまり気にすることはない。人生はそんなに辛くはないよ」ということでしょうか。

私は自分で「牛乳@咖啡」を見つけました。誰かのお勧めじゃないので、特に「牛乳@咖啡」が好きです。中国にはいい歌手もいれば素晴らしいグループもありますので、ぜひ聞いてください。

来週はジャズのアルバム「Time Out」です。クールですよ!

力負

JP

バスケの世界で一番有名なリーグはアメリカのNBAです。子供の時、テレビの前でゲームをじっと見たり、応援したりして、いつも興奮をしていました。もちろん、伝説的なプレイヤーもいました。マイケル•ジョーダン、ウィルト•チェンバレン、ラリー•バードなど、たくさんいました。世界の多くの国々から、きっと大勢の人々がインタネットやテレビを通じてNBAのゲームを見ています。NBAの名前、選手、そしてそのロゴは非常に有名です。

ところで、日本のバスケットリーグはどんなものでしょうか。

日本には、じつはリーグが二つもあります。NBLリーグとBJリーグです。だが、それをアメリカのNBAと比べたらどうなるのでしょうか。ざんねんなことに日本のバスケットリーグにはいろいろな問題があります。

entry3cNBLは、よく運営されていますが、保守的なリーグで、企業のチームだけで構成されています。BJリーグは、派手なバスケットボール協会で、アメリカのNBAとよく似た制度やルールを取り入れています。そしてNBLと違って、企業の名前は使わず、もっとレベルの高いバスケットボールをしています。BJリーグの狙いは、企業やブランディングと関係を断ち切ることです。なぜなら、企業のチームでは人の心を繋げることができません。例えば、トヨタやヒタチ、トウシバなどの企業名前を使っているNBLでは、観客はそれらの企業を応援することになります。企業の目的はビジネスです。それではバスケットボールの目的にスポーツ以外のものが入ってしまいます。これに対して、BJリーグは地域のチームで構成されていますから、見る人々は自分の地域を応援することができます。

BJリーグは、2005年までとても人気がありました。しかし、その人気がだんだん薄れました。そのため、財源も足りなくなり、チームの運営も難しくなりました。毎年コーチや選手の顔ぶれが変り、バスケットボールのレベルも下がりました。こんな感じで日本のバスケットボールのリーグはNBAとはまったく比べものになりません。

最近、日本のバスケットボールにさらに悲しいニュースがありました。2014年11月、バスケットボールの運営組織のFIBAがJBAの資格を取り消すことを発表しました。理由は、一つの国にNBLとBJという二つのリーグを認めないということです。他の理由もありますが、これは一番大変な問題でした。これでは、次の2020のオリンピックで日本のバスケットボールチームが出場することができません。とても悔しいことです。日本のバスケットボールの未来のために、まずリーグの現状を改えなければいけません。

7レイヤー・スパイスティー

リーフ

わたしは今カルガリーに住んでいますが、ダッカという町で生まれ、育ちました。わたしの生まれの国バングラデシュでは、カフェの文化はカナダほど普及していませんが、それでも最近多くの人気を集めています。ベンガルの人々の好きな飲み物は、黒茶です。それには、よくミルクを加えたり、スパイスを入れたりします。そのため、色鮮やかなディスプレーとメニューをもつカナダの喫茶店と違って、通りのあっちこっちに小さなティースタンドが立っています。その周りに簡単な席があって、人々はお茶を楽しみながら、さかんにおしゃべりをしています。

2008年、まだ高校生だったわたしは、数学の勉強のために塾に通わなければならなかったです。わたしと友達は、休憩になると、いつも近くのティー・スタンドに行きました。わたしは、よくそこで塩味のスナックを食べたり、ミルクティーを飲んだりしました。それは、私たちの大きな楽しみの一つでした。あの小さなティー・スタンドのオーナーは、スバーンさんいう30代の人でした。私達は常連の客だったので、時々ただでお茶をくれました。スバーンさんの得意な飲み物は、「Coftea」というもので、とても人気がありました。一杯の飲み物には、四分の三のミルクティーと四分の一のインスタントコーヒーが入っています。その飲み物は、コーヒーの香りとミルクティーのクリーミーな味わいをあわせて持っていました。私があまりにも「Coftea」が気に入ったので、スバーンさんは、Srimongolという町に行ってみたらと勧めてくれました。そこには「7レイヤー・スパイスティー」を飲むことができます。それについて聞いて、とても驚いきました。どうやって7つもの違うお茶を一つのグラスに入れることができるのでしょうか。とても不思議です。「7レイヤー・スパイスティー」をじっさいに飲むために、私はその町に行ってみることにしました。

entry3dある美しい日に、私はあの不思議な飲み物を出す店を訪ねました。それは、広い茶園につながる狭い道の横にあるとても小さな店でした。店のオーナーの名前は、ゴワールさんです。あの特別な飲み物の値段は1ドルぐらいでした。そんなに高くないと思うのかもしれませんが、バングラデシュでは、ほとんどのお茶は約10セントですから、1ドルの飲み物はとても高いです。注文して5分ほど経って、有名なお茶が出てきました。それを見て、私はびっくりしました。それは本当に7つものレイヤーを持っていて、それぞれ違う色を見せていました。しかもそれぞれのレイヤーの味も違いました。それを飲んで、まったく新しいお茶の経験ができました。

私はそれの作り方をゴワールさんに尋ねました。しかし、彼はただ笑っただけで、「これは秘密だよ」と、教えてくれませんでした。とても失礼な質問だったと気づいて、少し恥ずかしく思いました。「ところで..あなたは確実においしいお茶の作り方を知っていますか?」ゴワールさんは、逆に質問をしてくれました。なにかを教えてくれようとしていることが分かって、私はその答えを静かに待っていました。「ティーバッグはまずだめです。」ゴワールさんは教え始めました。「200mlの水に2.5グラムの葉紅茶を入れて、5分間待っておく、それだけです。必要があれば、牛乳を加えてください。それで完璧なお茶です。」神秘的な笑顔でゴワールさんは言いました。私はこの秘密を大切に書き留めました。