2015年2月8日日曜日

タイム・アウト

A1

皆さん、ジャズを聞いていますか。2012年まで、私はあまりジャズを聞きませんでした。父は大のジャズ好きで、昔からどうして父がそうだったのか分かりませんでした。しかし、大学の授業でジャズの歴史を学ぶ機会があって、ジャズをたくさん聞きました。その授業のおかげで、ジャズの不思議な魅力が見つかり、今日はぜひ皆さんにも聞いてもらいたいです。

entry4a今週のお薦めのアルバムは、アメリカのデイヴ・ブルーベックの「Time Out」(タイム・アウト)です。1959年に録音したアルバムです。ジャズには長い歴史があって、たえず進化を続けた音楽です。1959年のジャズは1930年代のジャズとも、また今のジャズとも全然違います。もし1930年代の人を今に連れてきて、今のジャズを聞かせたら、絶対に「これ、ジャズじゃない。雑音だ」と言われるでしょう。ところで、このアルバムの様式はクール・ジャズと言われます。クール・ジャズの特色はリズムが軽く、リラックスさせることだと思います。このアルバムはクール・ジャズの中でもめずらしいもので、その不思議の力を詳しく説明します。

ジャズには昔から歌詞が付いていましたが、いまは、ほとんどは楽器の演奏です。このアルバムも器楽ばかりです。それで、聞く人は自分なりの曲の意味を見つけ出すことができます。それが魅力です。私は「Time Out」を聞くと、なぜか青藍の色を思い浮かべます。だからリラックスを感じます。「タイム・アウト」という言葉の通り、日常のプレッシャーから抜け出して、しばしの休憩を感じるようになる。特に最初の「Blue Rondo a la Turk」(ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク)という曲は最高だと思います。この曲はデイヴ・ブルーベックのユニークなリズムが入っていて、それがユニークで、ほとんどの人が聞いたことがないかもしれません。この歌詞のないリズムに合わせて、音楽は感動を与えます。どうして感動なのか、ちょっと説明してみます。歌詞が付いていないので、確実なことは言えません。でも、音楽家の感情は音楽で伝えられています。その答えを探し求めることは、とても楽しいです。このアルバムは、とてもクールです。前半はちょっと変ったリズムが入り、テンションが高いです。全体の感じは、元気そのものです。それから少しずつ後半に移ります。後半はとてものんびりしていて、テンションが下がりました。まるで疲労や悩みが飛んで行ってしまったような感じです。目を閉じると、まるで夕方のジャズクラブにいるようです。空想クラブの中で、友達と話したり、演奏を鑑賞したりして、時間を楽しみます。でも、曲の終盤、また前半のリズムが戻り、ちょっと違う感じがします。でも、リズムは似ていても、文脈が違うので、感じ方も変わってきます。このリンクをクリックすると、「Blue Rondo a la Turk」を聞くことができます。

あとの曲もクールの感じをしますが、それぞれに特色があります。たとえば「Take Five」という曲も不思議なリズムを取ります。何か伝えたい難しい気持ちがあります。でも、それ以外の曲はだいたい気さけな曲だと思います。じつは私は最初このアルバムの一番目の曲が嫌いでした。しかし繰り返し聞いているうちに、すごく気に入ったのです。ジャズはユニークで、初めは馴染まないこともよくあります。皆さん、ぜひゆっくりジャズを聞いてみてください。

来週は日本の「Do As Infinity」の「True Song」と言うアルバムです。懐かしい思い出を教えますから、楽しみにしてください。

2 件のコメント:

  1. リンクをクリックすると、すばらしい音が紹介されました。最初からリズムは早いです。でも、そのあと曲の中でなんかとてもクールな音が感じされました。最後までにクールな音が失せてまた早い音が戻りました。ジャズのお勧めありがとう。

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  2. ぼくが初めにジャズと接触したのは、昔、スウィングガールズという日本の映画を見たことだ。ちょっと混乱の音楽だと思うが、映画では元気溌剌だった。普通はあまり聞かなかったけど。それでも、体験はよく面白いので、楽しいことになる。
    エントリのリンクされた一曲を聞いて、なんか緊張感あるジャズだと思う。たぶん最近睡眠不足だから、これを聞くと、心はドキドキにして不安になった。でも、ジャズの雰囲気がいいから、きらいじゃない。また聞くと思う。

    イデンα

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