エドです
初めて日本語を勉強しようと決めた時、こんなにもたくさんの知識や新しい経験に出会い、自分でも分かるように成長できたとは思ってもいなかった。私が想像していた言語習得とは、ただ覚えた単語を日本人に向かって適当に発射し、その変な言い方を理解してもらったり、あるいは笑わせたりするというぐらいのことだった。勉強する理由はただ、それは人を笑わせるという単純なものだった。それに、日本語力にはあまり期待せず、日常会話くらい話せたらいいと思っていた。しかしながら、勉強し始めてから4年経った今は、なんとなくかなりのレベルに上がってきた。
会話力はともかく、一番上達したのは読める漢字の数である。今まで読むことに力を入れて、話すことを取りあえずおいてきたのだが、今振り返ってみるとそうしてよかったなと思う。なぜかというと、読める漢字を増やすことで、日本の文章に触れることができたからである。つまり、日本の本を楽しめるようになったのだ。
日本の本を読むことは、私の一つの楽しみであり、英語だけでは得られない大事な情報源である。例えばこの夏、日本人が書いた心理学の本を読んでみた。以前にも心理学の本を読んだことはあるのだが、日本人が書いたものを読むと、これまでとはまた違う視点から物事を捉えることができるし、ものごとを考える視野を広げることができる。また、カナダで育った私は日本人である筆者の立場になって考えることができて、二つの文化のありかたとその違いを実感できた。
それに、英語に翻訳された本よりも、元々の言葉で原作を読んだほうがその本の本質をつかめられるのではないかと私は思う。
2015年9月17日木曜日
読書で視野拡大
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