ジョン
人間には、文化が一番だろう。文化がないと、我々の心も夢も決して存在しない。文化があるからこそ、人類は今まで生き続けられたに違いない。文化がなければ文明がありえない。ゼントラーディと言う異星人はその例だ。2009年に外星人テクノロジーが作った宇宙船マクロスは、正体が分からないぐらい巨大なゼントラーディ軍と戦争を交わした。その戦いの様子は1984に公開されたアニメ「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか 」に描かれた。
これは驚天動地の作品だ。もう20年も前の映画だけれど、「マクロス」はアニメーション的にも撮影的にも大きな成功を修めた。それに、80年代にはコンピュータとアニメとはまだ互いに非常に離れていた。つまり「マクロス」を作るのは、たいへんな労働だったはずだ。なぜなら、複雑で詳細なアニメーションばかりだ。それこそ、本物の世界以上のものを作品の中で作り出した。それに世界の戦いの場面は素晴らしい。さすがにアニメーション監督の板野一郎(いたのいちろう)の仕事だ。彼の有名なアクションは、数え切れないほどのミサイルと鮮やかな炸裂に代表され、「いたのサーカス」と呼ばれるスタイルはアニメの一つの伝統を作った。その出来映えは、アニメだということを忘れさせるぐらいの迫力を持ち、まれに見る本物のオリジナリティを見せつけてくれた。
しかし、「マクロス」の強さは板野の腕前だけに終わらない。河森正治(かわもりしょうじ)と石黒昇(いしぐろのぼる)という二人の監督が興味深い三角関係のストーリを作り出した。飯島真理(いいじままり)は声優であると同時に、映画のテーマ曲を歌った。彼女の声は軽やかで甘く、作品の壮麗なオーケストラ音楽にじつにふさわしい。
人類の数はゼントラーディに比べられない。それに、この異星人は戦争しか知らない。マクロスには勝てないが、人類にはただ1つの兵器がある。それは文化だ。文化の力は、どんな人にでも何かを与えることが出来る。ゼントラーディはテーマ曲の「愛・おぼえていますか」を聞いて、自分のどこかに感情が芽生え、無駄な征服に飽きを覚えた。歌にはそのような力があった。その通りだろう。平凡な流行歌でも、人間の全てを巻き込んでいる。文化は人を影響する。いつでも、どこにいても、どれほど頑張っていても、人は信じる限り、考えは絶対に破壊できない。この映画を見ると、マクロスの人たちを信じてほしい。自分のことも信じてほしい。それは文化、そして「マクロス」の力の証拠だ。
この作品を見たとき、深く感動した。一年経っても、それを思い出したらまた泣きたくなる気持ちだった。「マクロス」はアニメでなければ伝えられない人類存在の理由を語る作品だ。この映画は珍しくて、美しい宝物である。ぜひ推薦したい。
ウヮ〜懐かしい、マクロス!
返信削除この映画、80年代のアニメも、2000年代のアニメなども僕はダイファンだよ!
な、ジョンはゲームのマクロスゲームをやってたかと知りたい。そのゲームで、ゼントラーディとして地球を支配事ができるよ!興味あるだろう?やってみたいだろう?とにかく読むのは面白くて楽しくて懐かしかった。