2015年3月29日日曜日

そらのおとしもの

イデンα

虫捕りの楽しみには、飛ぶ虫や鳴く虫を追いかけて捕ったりすることばかりに限らない。他にも様々な方法がある。例えば、かわいい虫たちを見守ったり、彼らのお世話をしたりすることにも、魅力があって、楽しい。虫を捕るのがとりわけ好きなぼくには、たまに彼らと一時「休戦」する必要がある。そうすれば、ぼくの存在に戦々恐々とした虫の世界は元の和気藹々な雰囲気をとり戻す。わたしも気持ちをちょっと切り替える。そんな時、なぜかどこともなくカミキリムシが空から落ちてきて、ぼくのそばに止まり、遊んでくれる。

カミキリムシは甲虫の一種で、カブトムシのような甲虫がほとんどいなかったぼくの町では、ずいぶん人気があるものだった。指一本くらいとサイズは小さく、敵を威嚇するために「キーキー」の音を出したりする。人間のぼくたちには、まさに赤ちゃんのようにしか見えなくて、とてもかわいい。それから、首の両側に角があって、さらに上にはアニメ作品によく登場される鞭剣(むちけん)という武器みたいな長い触角がある。これ以外にも多種多様な面白い違いがいっぱいある。かっこよすぎる甲虫だ。

カミキリムシの捕り方は、正直、説明する必要はないと思う。他の虫よりはるかに静かな彼らは、木の幹や葉っぱに止まっていても、見つかりにくいのだ。たとえ見つかる可能性があっても、それより前にトンボやチョウなどに注意を惹かれてしまった場合がずっと多かった。夜になって灯火でカミキリムシを集める方法や、網を使う捕り方もあるそうだ。しかし、そこまでしなくても、彼らは簡単に落ちてきてしまうから、見つけるのはまったく難しいことではない。なんだか魔法使いが召使いを呼び寄せるような感じだ。

E10-1カミキリムシは、中国語からきた「天牛(テンギュウ)」という言葉で呼ばれ、髪まで切れるほどの鋭い顎を指したことだろう。ちなみに、ぼくが出会ったカミキリムシはすべて「胡麻斑髪切(ゴマダラカミキリ)」という、真っ黒な体に白い斑が付いているカミキリムシだった。これには「星天牛(ホシカミキリ)」という別称もあって、まるで夜空に星が瞬くようだ。この名前は彼らにすごく似合っていて、きれいだと思う。本来、彼らが街路樹の幹から落ちてきたに過ぎないのだが、星空になぞらえられたこの呼び名から、彼らがやはり空にぴったりではないかと考えるようになった。

ピー・エス:カミキリムシは人間の観点ではほとんど害虫で、嫌われている。それでも、ぼくは彼らを傷つけることをしたくない。遊びで死んだのも何匹いるけど、そんな時に、ぼくは美しいパターンをもつかれらの硬い翅を収集する。五つあれば、全部自分の指先につけて、最高のネイルアートだ。あれは本当に楽しかった。

お茶物語

リーフ

ここ数回のエントリでは、カフェやコーヒーの作り方やコーヒーの物語について書いてきました。今回は、お茶について書くことにします。

皆さんは「お茶」と聞くと、どんな飲み物だと考えるのでしょうか。リラックスさせるもの、それとも贅沢なもの、どちらでしょうか。あるいはただの水の代用としてお茶に手を伸ばしたのでしょうか。お茶は最初中国で発見され、薬用の飲み物として飲まれていたらしいいです。紀元前10世紀頃、中国人はお茶を飲むようになりました。だいぶ後になって、似た飲み物はポルトガルやイギリスにもたらされました。その時代では、お茶は水以外の最も大量に消費された飲みものでした。私には、それがどうしてコーヒーではなくてお茶だったのか、不思議でした

E10-2おおざっぱに言うと、お茶には四つの種類があります。ホワイトティー、お茶、紅茶やウーロン茶。それぞれのお茶は、淹れる時間が違います。ホワイトティーとお茶の場合は1分か2分で十分です。ウーロン茶と紅茶は2分から3分です。特定のお茶の味を引き出すために淹れ方がとても大事です。私はお茶のすべての種類を飲みますが、気に入りは紅茶です。紅茶にはさらにアッサム、ネパール、ダージリン、ニルギリ、トルコ、ケーイモンとセイロンなどいくつかの種類があります。時々、お茶の風味を豊かにするために、ミルクとシナモンのようなスパイスを加えます。

いま、お茶は世界中で飲まれています。ところで違う地域では、お茶を飲むそれぞれのエチケットがあります。日本では、ミルクや砂糖を加えるよりも、純粋なお茶が好まれます。ですから、甘いお菓子を食べながらお茶を飲みます。これに対して、イギリスではお茶にミルクを加えるが、カップの受け皿にスプーンを配置します。モロッコでは、お茶を飲みながらビジネスのことを話してはいけません。そして中国人はカップを二回軽く叩いてホストに感謝の意を表します。最後にインドでは、最初に出されるお茶を一度断り、さらに勧められるとやっと飲むのは礼儀だとされています。こんなにも異なるエチケットには、ただ驚くべきではないでしょうか。

私の親愛なる読者、お気に入りのお茶は何ですか。お茶を飲むための特別なエチケットがありますか。教えてくだされば嬉しいです。

「僕の言葉は聴かなくていい、 ただの悲鳴に過ぎないんだから」

A1

2010年にアイスランドで誕生したポップバンド「Of Monsters and Men」が流行ってからもう3年経ちました。2012年前後、ラジオをつけると、彼らの大人気なシングル「Little Talks」が絶えず聞えてきました。このシングルに惹かれて、去年からアルバム「My Head Is an Animal」を聞き始め、すぐに気に入りました。それまでアイスランドの音楽家の歌を一度も聞いたことがありません。しかし、このバンドは、いわゆるアイスランドの伝統的な音楽ではありませんが、大いに満足させてくれました。

「Of Monsters and Men」の特徴は、ストーリーを歌うということです。前に紹介したグループ・バンドの音楽家と違って、歌詞に伝えたい気持ちをつぎ込んでいます。初めて聞いた時、内容は分かりにくいと思ったのですが、そのうちもっと噛み締めたほうがいいと気づきました。かれらの音楽は、インディーズ・フォーク、あるいはインディーズ・ポップに属します。さまざまな楽器を使っているので、ずいぶん楽しげな音楽が出てきます。金管楽器、打楽器、それに普通のロックのギターやドラムが入っています。それで他の音楽家に比べて、とても目立っていると思います。

E10-3このアルバムの中で一番印象的な曲はやはり大ヒットした「Little Talks」です。ここでこの曲についてちょっと説明します。歌詞は恋人の話ですが、ロマンチックな曲ではありません。愛しあう二人のうち、夫が亡くなり、未亡人となった妻は夫の幽霊と会話を続けます。しかし妻には夫の言葉が聞こえず、まるで独り言をしているようです。さらに不安に満ちた妻の声と優しい夫の声は鮮やかなコントラストを作ったことも興味深いです。ただ、夫を失った妻が、そのため幻想に陥り、だんだん狂気に囚われていくとも考えられます。音楽は、そんなに独創的なものではありませんが、歌詞に似合っているので、最高です。独創的ではないことは、四つの和音を常に一つずつ弾いていることから分かります。このリンクをクリックすると、YouTubeでMVを見ることができます。とても芸術的なビデオなので、一回見てみたほうがいいと思います。ちなみに、ポップ音楽の世界で、この四つの和音はよく使われていて、ポップの特徴にもなっています。YouTubeで「4 chords」と調べたら、四つの和音が使われた曲はたくさん出てきます。
 
「Of Monsters and Men」は最近ラジオに出ていなくて、もう人気が薄れました。それに、このグループはこのアルバムしか作っていません。でも、今年の6月9日に新たなアルバムが発売される予定です。今以上に興味深い音楽ができるといいねと思います。

来週はカナダの「Godspeed You! Black Emperor」というポストロックのバンドです。カナダについて初めて書きますから、楽しみにしてください。

素晴らしい映画たち

JP

映画なら、どのジャンルが好きでしょうか。私はホラーがまったく苦手ですから、まずはそれを避けます。ほかにも色々なジャンルがありますが、やっぱりバスケの映画がとても良いと思います。友情、愛、希望など、映画の中の大事なテーマは、スポーツの映画、とくにバスケの映画に一番よく表現されています。さらにもう一つの大事なテーマがあります。何だと思いますか。1950年代、60年代のアメリカで大きく問題になったもので、あの人種差別のことです。ですから、毎回バスケの映画を見ると、歴史の勉強にもなります。確かにすべての人がバスケが好きだというわけではありませんが、つぎの三つの映画を見たら、少し考えが変わるかもしれません。

「スペースジャム」は楽しいバスケの映画です。楽しいアニメのキャラクターに加えて、伝説的なマイケル・ジョウダンも入っています。テーマにはとくに深い意味がありません。シンプルで愉快な映画です。バスケの映画を見たいなら、とにかくこれから始めたらいいと思います。

対して「コーチカーター」はまじめなテーマを取り扱います。ストーリーはある高校での出来事です。バスケのプレイヤはみな学生で、しかもかれらは性格が悪くて、成績も良くなかったです。その問題を直すために、教育委員会はあるコーチを雇いました。その人はカーターです。彼は昔同じ高校でバスケをしていて、ゲームのことがよく分かっています。カーターはまずルールを作りました。プレイヤは試合に出ようと思ったら、まず勉強の成績を上げなければなりません。外に出かけたら他人に優しく接しなければなりません。あとはチームメート同士では仲良くしなければなりません。どれも簡単なルールですが、とても大事なことなのです。これによりチームの評判はだんだん上がり、カーターの指導でゲームに勝ち、選手たちも大きく成長しました。

E10-4最後に、「グローリーロード」は、間違いなく最高のバスケの映画です。ストーリーは実話に基づいていました。1966年ごろ、NCAA(大学バスケットボールのリーグ)では白人しかバスケをプレーできませんでした。そのころ、テキサス大学は初めて黒人のチームを作りました。これがこの映画のテーマです。映画の中に当時の状況が出てくるし、黒人プレイヤのことが細かく描かれました。私はこの映画が大好きです。黒人のプレイヤたちは、どんな難しい問題に直面していても、けっしてバスケをあきらめなかったのです。そのかれらを信じる人がいました。かれの名前はドン•ハスキンズです。ハスキンズは白人ですが、人種のことをまったく気にしませんでした。彼のおかげで、今NCAAで黒人も白人も同じコートでバスケットボールをしています。

この三つの映画は、どれも見る人を失望させないと思います。とくにグローリーロードです。バスケットボールのさまざまな感情がよく表現されています。時間があれば、まずグローリーロードの予告編を見てください!

2015年3月22日日曜日

新たな挑戦

イデンα

ぼくたちは、どんなに好きなことでも、何回も繰り返しているうちに、それを始めた時の情熱がどこかへ消えてしまうことをよく経験している。虫捕りにもそのようなときはよくあった。ただ、再びそれを楽しくする方法はいつか知っている。例えば、アクションのビデオゲームの場合、新しい敵を登場させて、プレイヤーたちの情熱を蘇らせる。同じように、虫捕りで何か新しい挑戦が欲しいとき、時々トンボという昆虫が凄まじいスピードで飛び込んできて、突然視界に入ってくる。

ViewAttachment (2)トンボ(蜻蛉)は、さまざまな呼び方をされている。アキツ、カゲロウ、ヤンマなど、とても興味深い。トンボの体は細長い棒のような形をしていて、それに加えて、透明な翅を持っているのだから、稲とか農作物の穂によく間違えられてしまう。このように、飛ぶ穂(ほ)、飛ぶ棒(ぼう)ということから、トンボという名前が出来たと言われている。でも、やはりぼくはヤンマという呼び方が好きだ。なぜなら、ぼくがトンボという呼び方を知る前に、ポケットモンスター、すなわちポケモンというゲームに「ヤンヤンマ」という名のポケモンがいて、とてもかわいいと思って、本当に好きだった。ただ、トンボの中の特別な一種類をヤンマと呼んで区別することもある。普通のトンボより体がもっと大きくて、性格が凶暴らしい。もし一匹捕ったら、まさに獅子を征服したかのように自慢できる。

トンボの捕り方について、日本で伝わっている便利そうな方法と違って、ぼくはもっと原始的な方法を好んだ。最初のとき、ぼくは道具を使わず、ただバッタの捕り方でやってみた。結果はあまりよくなかったけれども、練習すれば成功率が上がり、それなりの収穫があった。その後、自分の背丈より長い竹箒を使い始めた。チャンスを狙って、箒を持ち上げてトンボを目掛けてたたく。成功した時、トンボは箒の先端に挟まれて動けなくなる。そしてトンボの翅を握ると、飛行能力を奪われた彼らは逃げる方法を持たない。

彼らを捕るより、もっと楽しくてすばらしいことがある。彼らは池などの上で飛び回り、さらに産卵を行う時だ。産卵する前に交配が必要のため、トンボのカップルは素敵な姿勢を作る。ハート型はもちろん一番人気だが、オスが起立するようにした型もいろいろある。そして、彼らは二つの体を一つにしたまま、水面で踊り続ける。産卵した後は死ぬことだけだから、そのような彼らを捕るのはもう無意味だ。彼らには最後まで子供を生む時間をあげてください。そして、いつかまた彼らの子供と出会って遊べるかもしれない。

ピー・エス:正直に言うと、ぼくのようなスポーツのできない人間には、トンボを捕るのはオリンピックでメダルを取るより難しい。彼らは俊敏すぎだ。しかも、水中で生まれて育ったヤゴと呼ばれる彼らの子供も、親のトンボが誇っていたそのスピードを継承して、泳ぐ時にすごく速いスピードを出すことができる。ロケットを発射するような彼らの泳ぎ方は目立っていて、面白い。ヤゴたちはよく浅い池に出てくる。もし見つかったら、ヤゴと自分の手と、どっちのほうが速いか確かめるためにでも、捕ってみたらいい。難しいが、ぼくは捕れたのが一度くらいで、いまでも誇りに思っている。

バンクーバーで迷子になって

リーフ

皆さんは道に迷ったら何をしますか。正しい方向を自分で見つけ出すのですか。それとも誰かに助けを求めるのでしょうか。普通の人なら、なにかのヒントを探すでしょう。しかし、バンクーバーにいた私は、この普通のルールに従いませんでした。

去年十一月、私は一週間ぐらいバンクーバーへ旅行に行きました。バンクーバーはカナダで最も人気の高い都市の一つです。しかもコーヒー愛好家には最高の都市の一つです。ただ旅行にでかけるまでにはそれを知りませんでした。街を歩きながら、私は道に迷いました。一般的に、私は方向性を持っているほうですが、あの日だけはなぜか違っていました。周りの人に聞かないまま、私はとにかくうろうろすることにしました。とても奇妙な行動でしよう。知らない街で、そこで毎日の仕事をして人々を見るには、大きな楽しみを感じていました。一時間ぐらい続いた後、私は「リボルバー」という名前のカフェに出くわしました。カフェの名前は面白いと思いました。英語では、「リボルバー」とはピストルを意味し、またどこかを回る人を指すことができます。私は迷子になって街を歩き回っていたので、あの時点では「リボルバー」と呼ばれるにふさわしいと思いました。

リボルバーは、エレガントなカフェでした。店のモットーは「コーヒーとそれの経験」でした。彼らは絶えずコーヒー豆を焙煎して、顧客の嗜好に答えてはじめからコーヒーを作っていました。一番驚いたのは、店のコーヒー抽出機でした。30以上もの種類がありました。店の専門はコーヒーの淹れ方でした。コーヒー豆の種類によって三つの淹れ方があって、それをまとめて「Brew flight」と呼んでいた。この名前には興味をそそられました。私はコーヒー愛好家だと自認していますが、そこまで多くの淹れ方があるとは知りませんでした。

Brew flight私は「Kanzu」という名前のルワンダからのコーヒー豆を選びました。バリスタはさっそくわたしの選んだ豆を淹れ始めました。そして、「Brew flight」のトレイを手渡されました。同じコーヒー豆を使いながら、三つ淹れ方がされました。フレンチプレス、アエロプレスとクレバー。三つを試してびっくりしました。淹れ方によって味はまったく違っていました。どれも美味しかったのですが、私にはアエロプレスが最高に好きでした。明かるい味で強い香りを持っていました。

リボルバーは、私にまったく新しいコーヒーの経験を与えてくれました。この店から知らなかった世界が見えてきました。時には、迷子になっても悪いことばかりではないと気づきました。

「いつか君と出会おう、そんな日を思って日々を行こう」

A1

2010年、アニメが好きだった私は「四畳半神話大系」を見ました。あの頃、そのアニメがとても好きで、今でも大好きです。「四畳半神話大系」のオープニングテーマは「ASIAN KUNG-FU GENERATION」(アジアン・カンフー・ジェネレーション、略称は「アジカン」)の作った曲で、初めて聞いた時、すぐネットで曲を探しました。見つけたアルバムは「マジックディスク」です。同じバンドの暗くて悲しい「The Smashing Pumpkins」に比べて、とても元気で楽観的な音楽です。「ASIAN KUNG-FU GENERATION」も歌詞がちょっと憂鬱ですが、音楽は楽しくて陽気で、そして最後の歌詞は楽観的です。「マジックディスク」の曲を簡単に説明してみましょう。

ViewAttachmeまず、「四畳半神話大系」のオープニングテーマの「迷子犬と雨のビート」という曲です。明るい曲ですが、歌詞は暗くて地味な日常を歌っています。珍しいのは普通なロックでは使わない楽器が入っていることです。この曲はトランペットを使って、明るさを出しています。暗い歌詞と明るいリズムを交ぜると、強いコントラスが出てくると思います。でも、最後に「いつか君と出会おう、そんな日を思って日々を行こう」という前向きの歌詞が入っていて、とても楽観的な考え方です。つまり、「ASIAN KUNG-FU GENERATION」は「人生はだいたい普通で地味なんだけど、君がいたら、生きている理由があります」という主旨を伝えたいと思います。また、別の曲も同じようなテーマを伝えようとしていると思われます。「青空と黒い猫」という曲は死亡やさびしさ、暗いことなどについて歌いますが、「空がいつもと同じ青さをたたえていたって」という希望に満ちた言葉が入っています。前の曲に比べて、音楽はもっと平静な感じだと思います。このリンクをクリックすると、VimeoでPVを見ることができます。実は私もこのビデオを見るのが初めてであって、すこし変だが、面白いと思います。ビデオの中で、人間は動物のマスクをかぶっているので、見たくなければ、曲だけ聞いてください。

日本ではまた面白いロックバンドが出てきます。アニメのおかげで、素晴らしい音楽を聞くことができました。実はサカナクションの場合と同じく、私は「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のほかのアルバムをまだ聞いていません。彼らの楽観的なリズムがあれば、きっと素晴らしい音楽に違いありません。

来週は「Of Monsters and Men」の「My Head Is an Animal」のアルバムについて書きます。アイスランドのインディーズ・ロックのバンドです。楽しみにしてください。

超人的なプレイヤ

JP

その昔、バスケはあまり人気がありませんでした。なぜなら、サッカーや野球がもっと人気があったし、シューティングやパス以外のバスケのプレイは、見る人を惹きつけることが少なかったです。しかし、時間が経つにつれ、伝説的なプレイヤが現われはじめました。彼らの存在はバスケの影響をどんどん広げました。これらの選手には、それぞれ特技があります。前にシックスマンの才能を書きましたが、これらの選手はそれよりもはるかに超えています。どんなに疲れていても彼らはゲームのプレイを続けます。

バスケには超人的なプレイヤが数えきれません。私は自分でNBAの最高のプレイヤを選びました。まず、みんなさんは「マイケル・ジョウダン」をもう知っているでしょうから、彼のことを詳しく説明しません。ジョウダンは世界中で一番有名なバスケのプレイヤかもしれませんが、魅力的なプレイヤはさらにいます。

ViewAttachmentトップバッターは、ウット・チェンバレンです。彼は1960年代にバスケをしました。センターのポジションをやって、かれはNBAの歴史ではじめて100点記録した。それまでは、20点か30点が普通でした。その基準を変えたのはチェンバレンでした。度重なる負傷に悩まされましたが、二回のNBA優勝を勝ちとり、センターのポジションを変えました。彼のおかげで、センターのスコアリングの意味がまったく違うものになりました。

次はラリー・バードです。バスケのコートでは、もっとも多能なプレイヤかもしれません。カメレオンみたいに、相手への完全なディフェンスを見せました。3ポイントのシューティングも正確でした。しかもチームへの貢献が大きいです。ボストン・セルティックスでの在籍は13シーズンにも及びました。かれがチームに入るまで、ボストンの評判は下り坂で、観客数もあまりよくなかったです。バードのおかげで、ボストン・セルティックスは強いチームになりました。

三番目のプレイヤはマジック•ジョンソンです。彼とラリー・バードは友達であり、ライバルでした。バードと同じくロサンゼルスレイカーズに13シーズン在籍しました。本当の名前はアーヴィンですが、よく魔法みたいなプレイをしましたから、ファンはかれのことを「マジック」と呼びました。彼の粋なプレイも特別な名前がありました。「ショータイム」と呼ばれました。このショータイムは目まぐるしくて効率的な作戦でした。興味があれば、是非ショータイムの魅力を見てください

超人的なプレイヤはまだまだいます。全部書くのは難しいです。このページにはとても詳しく情報があります。時間があれば読んでください。

2015年3月14日土曜日

ペットを目指そう、キリギリス

イデンα

夏の間、虫捕りの他に、さらにいろいろな楽しみがある。ぼくが若い時に過ごしていた故郷では、人々は花や鳥を買って育てたり、同じ趣味を持つ人と話し合ったりした。まさに花鳥風月を友とするような日々だった。そのために、花や鳥の展示と販売をする専用の市場まで建てられた。あの頃、ぼくはよく一日中にそこで色んな店を巡って、いずれ誰かのペットになる鳥や魚や亀たちと次々と楽しく遊んでいた。ぼくにとって特別なのは、「キリギリス」と呼ばれる鳴く虫を売る人が出てくるところだった。彼らは捕えたキリギリスを麦わらで編んだ小さな虫かごに一匹ずつ入れて、子供たちでも買えるように安い値段で売っていた。だから、虫が好きなぼくのペットは、「たまごっち」じゃなくて、かわいい生きたキリギリスたちだった。

先週紹介したコオロギと同じく、キリギリスもバッタ目で、その家族の中のもう「一人」のメンバーだ。はっきりと言って、キリギリスはコオロギの翅を持っていて、体のサイズを二倍か三倍にしたバッタだ。その小さい翅と太った大きい身体の組み合わせだから、彼らには飛ぶことが無理だ。でも、むしろその姿のほうが美しく、それにあのすばらしい鳴き声を代わりに手に入れたのだから、悪くないと思う。それから、体の色も、メスの産卵管も、バッタやコオロギのそれと同じなんだ。彼らはきちんと選択をして、優秀なものを発達させている。ぼくの考えでは、彼らがペットになる条件を充分にそろえている。

ViewAttachment中国には「キリギリスは叫び始めると、立秋(りっしゅう)になってしまった」という表現がある。節気の話だが、立秋というのは八月の始めごろで、秋の気配を感じられる夏の日のことだ。この日から、キリギリスを商売にする人がどんどん現われていく。彼らからキリギリスを買うのが一番手っ取り早い方法だ。一方では、キリギリスは「昼間に活動をするコオロギ」とも言えるし、飛べない彼らは植物の上に止まってずっと歌い続けるので、バッタの捕り方で結構簡単に捕れるのだ。それにキリギリスは逃げるのがまったく下手だから、ほっておいても大丈夫だ。

キリギリスは、ペットとして本当に飼いやすい。蟷螂のような天敵でなければ、何でも食べる。野菜も好きだし、ほかの死んだ虫も片付けるし、本当に便利だ。ただすべてのキリギリスはみんな音楽家だというわけではなく、シャイなやつもいる。その時には、メスのキリギリスを一匹紹介してあげれば、きっと愛の力で奇跡が生まれるのだろう。キリギリスのカップルはいつもラブラブの調子で、他のペットに負けることはない。立派なペットだ。

ピーエス:小さかったぼくは、キリギリスカップルのお世話をしたことが何回もあった。買ったものでも捕ったものでも、いつもみんなはいい家族になってくれた。たまには、オスはメスに白いものを贈った。無邪気な子どものあの時にはただ面白かった。

「だれか聞こえるか、自分らしくなりたい」

A1

1990時代のオルターナティヴ・ロックと言えば、「The Smashing Pumpkins」(スマッシング・パンプキンズ)が有名です。同時代のパンク・ロックのような乱暴で爆発的な音楽を真似ずに、苦しくて叙情的な音楽を創造しました。あの「牛奶@咖啡」のように、「The Smashing Pumpkins」はまた青年期の諸問題を曲に歌いました。今度は成長の問題よりも、青春の苦しい感情を概念化しました。高校生時代迷っていた私はこの音楽を聞いて、すっかり感動しました。迷ったり、さびしかったり、落ち込んだりした時など、この音楽を聞くと、そのような気持ちは残っていても、痛みは和らいでしまします。そういう日の音楽は、これに限ります。

ViewAttachment (1)一番印象的な二曲を例にちょっと詳しく説明します。元気な音楽で悲しい歌詞の「Today」(今日)と、迷っていて自分を見失った「Mayonaise」(マヨネーズ)です。二曲ともきれいなギターで始まりますが、すぐ変調したギターと悲しいボーカルが加わりました。この三つは、とても対照的だと思います。なお、「Today」の音楽は、高揚されるものですが、歌詞は、自分を殺したいという内容で、音楽と歌詞が正面から衝突しています。タイトルの「Today」は、最高な一日だと皮肉に表現しています。ボーカリストのビリー・コーガンは、「状況はこれ以上深刻になれないから、今日は最高な日だ」と説明していす。「Mayonaise」は、ゆるい曲です。この曲は、まるで黙想に耽けたような感じです。歌詞の意味は、時を止めて考えなければなりません。断片の歌詞で自分のアイデンティティーを歌っています。面白いことに、歌詞はマヨネーズとぜんぜん関係がなく、ビリー・コーガンが冷蔵庫を開けて、マヨネーズを見てタイトルにしました。このリンクをクリックすると、「Today」のMVを見ることが出来ます。「Today」は「Mayonaise」よりもっと人気がありますが、「Mayonaise」も私の大切な曲なので、聞いてみてください。

オルターナティヴ・ロックに批判的な意見もあります。文句ばかり言うガキの音楽だとされています。もったいぶって、やかましくて、ゴミだとも言われました。それも事実です。確かに作曲とボーカリストのビリー・コーガンは、人生の問題や大変な時期のことを曲に託しましたが、それは彼の本当の気持ちです。自分を殺したい「Today」に関して、彼は本当に自分を殺そうとしました。あの時、コーガンは作曲できなくて、成功のプレッシャーに押されて、我慢できなかったらしいです。この曲で彼の悲しい気持ちを表したのです。私も時々このような難しくて悲しい気持ちを感じて、どうやって表すべきか分からないので、共感を感じます。ーー私はけっして自分を殺したくありませんけど。

1990時代のオルターナティヴ・ロックの「The Smashing Pumpkins」はユニークです。困った時には、聞いたほうがいいかもしれません。「Today」と「Mayonaise」はアルバムの代表的な曲だと思います。複雑な話題が入っていて面白い曲です。ガキの音楽だと呼ばれますが、若い人の悩みが分かるからこそ、いい音楽です。

来週は日本のバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」について書きます。歌詞はこれとは逆に、とても明るいです。

もう一つのバスケの世界

JP

最初のブログで初めてのバスケの経験をすこし書きましたが、それはあのころのことの半分ぐらいです。もう一つの事実がありました。ある日、友人の家に泊まってバスケのことをいろいろ喋りました。なかなか眠れなかった私たちは、インタネットでバスケのことを調べました。そこで、新らしいバスケの世界が見つかりました。それは何だったと思いますか。バスケをテーマにするアニメやマンガです。オンラインビデオなどを見ていて、なんだかゲームを見るのと同じように心がワクワクして興奮しました。確に本物のバスケのゲームとそれについてのアニメやマンガとの間には大きな違いがあります。しかしながらそれぞれ違う魅力があります。

アニメやマンガには、色々なジャンルがあります。中でも、スポーツにまつわるものには、感動的な物語がとても多いです。私の記憶には、とりわけ二つのタイトルがあります。一つは「黒子のバスケ」、もう一つは「スラムダンク」です。黒子のバスケは非現実的なバスケで、スラムダンクはリアルのバスケです。この二つをどうしても比較するのでしたら、私はスラムダンクを選びます。でも、スラムダンクの話をする前に、まず黒子のバスケを説明します。

ViewAttachment黒子のバスケには、五人の伝説的なプレイヤがいます。彼らは「奇跡の時代」と呼ばれ、それぞれのポジションが上手です。このチームは中学生の時代に一番強かったですが、高校に入ってから互いに別れました。一方では、あまり人気のないプレイヤが一人いました。彼の行方は誰も知りませんが、とある高校に通っているとの噂があります。彼の名前は「黒子」、ポジションはシックスマンです。誰も黒子の存在を知りませんが、アメリカからやってきたある日本人の転校生がこれに気付きました。転校生の名前は「たいが」です。この二人は「奇跡の時代」に打ち勝ち、日本一の強いチームを狙いました。このアニメはとても面白かったです。バスケのゲームなのに、まるでドラゴンボールみたいなアクションです。そのため、わたしはあまり好きになれません。でも、日本でもアメリカでもとても人気があります。

スラムダンクの主人公は、「さくらぎ」という少年です。最初彼はヤンキーで高校の生活にぜんぜん興味がありませんでした。ある日、授業をサボってジムで遊びました。その時にかわいい女の子はバスケをしていました。彼女の名前は「はるこ」です。とても純粋で、あるバスケチームのキャプテンの妹です。二人の出会いは、偶然ではありませんでした。はるこに影響されて、さくらぎは高校のバスケチームに入りました。最初のころ、まったくのアマチュアで、なにをするにしてもすぐにいらいらでした。でも、はるこは応援を続けました。さくらぎはだんだんバスケが上手になりました。チームメンバーも仲良くて、ヤンキーのイメージもだんだん消えました。ついにさくらぎは命の意味が見つかりました。とても簡単なストーリーですが、一度見ると、きっと惹きつけられます。目標があれば、人生は退屈になりません。みなさんも、時間があれば、スラムダンクのアニメやマンガをぜひご覧になってください。私はさくらぎのことをよく理解できます。人生はつまらなくて、毎日同じことが繰り返します。でも、自分にあう道が見つかれば、夢中になることができます。私にとってのそれは、バスケです。

ぜひつぎの二つのリンクをクリックして楽しんでください。
https://www.youtube.com/watch?v=3GwAkthbKMc
https://www.youtube.com/watch?v=nadLmrr4fUM

コーヒー物語

リーフ

コーヒーは皆さんに何を意味するのでしょうか。ただ好きな飲み物だという人もいれば、コーヒーなしでは生きられない人もいるでしょう。私にとっては、コーヒーはとても大切な物です。淹れたてのコーヒーの香りは、私に生きているという幸せな気分を与えてくれます。仕事や勉強にもやる気が出てきます。このエントリを書いている今も、私はコーヒーを飲んでいます。しかし、どのように美味しいコーヒーを淹れるのでしょうか。皆さんは、すぐコーヒーのローストの方法を思うでしょう。それより前に、まずはコーヒーの豆です。

コーヒーという植物は、1500年前後イエメンの山の中で発見されました。その後、何世紀もかけて世界中に広がりました。コーヒー豆には、主に二つの種類があります。アラビカとロブスタです。世界では、コーヒー生産量の約80%はアラビカ豆、残りの20%はロブスタです。驚くことに、コーヒー豆の約半分は、南米から来ています。ただ、ロブスタ豆のほとんどはベトナムで生産されています。個人的に私は両方の豆がミックスしたのが好きです。アラビカ豆の甘くて豊かな味とロブスタ豆の苦い味を両方味わえます。二つが一つになると、完璧なブレンドです。私はカナダ東部へ旅行している間に、もっと違う種類のコーヒー豆を探していました。さまざまな国からの豆。幸いなことに、トロントでとても良い店を見つけました。「Full of beans」という名前の店でした。

image1コーヒーハウスに入って最初に気づいたのは、さまざまな異なるコーヒー豆が入った袋でした。顧客が快適に飲んだり購入したりすることができるように美しく配置されていました。それらの豆は、まるで小さな茶色の宝石のように見えました。場所はまた家庭的な感じを持っていました。人々は柔らかくて居心地良いソファに座ってコーヒーをすすることができます。スタッフはとても親切でした。私はメニューを見て、圧倒されました。あまりにも多くのコーヒーが載ってありました。ブラジル、ベトナム、インドネシア、さらにはインドからのコーヒー豆までありました。私は混合エチオピアとタンザニアのブレンド勧められました。そのコーヒーは、美味しいブレンドで、少しの甘みとかなり錆びた味がありました。私はすぐにそれの虜になりした。次に、ベトナムのブレンドを試してみました。暗い味で、それまた非常に満足できるものでした。私はそれらのすべてを試してみたかったのですが、あまりにもカフェインを飲み過ぎると困るから止めました。

最後に、私は混合ブラジルとベトナムの豆のパックを買いました。それはベストセラーの一つでした。私は世界で最高のコーヒーの一つを持っています。これは私を幸福にさせてくれています。

2015年3月8日日曜日

夜曲の演奏者たち

イデンα

アジアの夏は、セミのような鳴く昆虫たちのお陰で、賑やかで、楽しい。それに、昼間に活躍するセミに限らず、夜になると、出番をじっと待っていたオスのコオロギ(蟋蟀)たちが楽団を組んで現われてくる。彼ら自身にとって、その音楽はメスを惹きつけるために奏でるセレナードかもしれないが、ぼくの耳には、夜の静寂を破る陽気なメロディーであり、すばらしい曲だ。だから、夏の長い夜も姿を隠している彼らがいるおかげで本当に楽しい。

entry74コオロギは、生物の分類体系では、じつはバッタの親類だ。彼らはバッタによく似た体を持っているからだろう。まじめに比較すると、かなりの違いがあることがすぐ分かる。コオロギの場合、前翅が退化して、ほとんど飛ぶことができない。その代わり、オスのコオロギは発音器と共鳴室のある翅が発達していて、「チロリンコロリン」「ヒヨヒヨ」などの音を巧みに出す。また、メスの尻のところには、針のような長い産卵管があり、産卵する時にそれを土や植物の中に差し込む。色の方は、黒い、茶色のものが多いが、これらを組み合わせた時もある。ほとんどのコオロギは小さい。つまり、捕りやすいターゲットだということだ。

一般的に言うと、夜の間、その特別な鳴き声でコオロギの位置が分かっていても、彼らを捕るのは簡単なことではない。彼らはすばしこいし、夜に合わせて体が黒だし、昼行性のぼくたちには、ちょっと無理だ。だから、捕る時間は、彼らが動き始める黄昏の時がちょうどいい。彼らが潜んでいる草むらを押し分けたら、きっと姿がばれてしまって、さっとジャンプして逃げようとする。その時はいいチャンスだ。バッタの捕り方を使えば、遠くには飛べないコオロギは簡単に捕れる。最後に、箱などに入れて、彼らをしばらく育てることができる。それに、蟷螂などのエサにすることも悪くない。

大昔、中国には闘蟋(とうしつ)という、コオロギのオス同士を戦わせる競技があった。まるでコオロギを選手にした日本の大相撲のようだ。闘蟋で使われるコオロギはたいてい別の種類のもののようだ。それに気づかなかったぼくが捕ってきたコオロギは、ほとんど戦う気のないやつばかりだった。闘蟋の選手をどうやって育てるのかは、今でもさっぱり分からない。申し訳ない。それでも、エサにしたり、鳴き声を聴いたりして、遊べるコオロギを捕ることは、虫捕り愛好者の日常の一つだと思う。

ピー・エス:昔、ぼくはコオロギを一度だけ食べたことがある。どうしてそれをしたのか全然覚えていない。捕ったコオロギを火の上で焼いて、そのまま口に入れた。焼きとうもろこしの味にそっくりだったけど、正直嫌な感じだった。もう二度と食べないと思う。

「気まぐれな君の色、 部屋に吹くぬるいその色」

A1

4年前、高校卒業したばかりの私は、川から陸地に上った魚のように周りの変化に戸惑った。逆に自由自在な魚から名前を得た「サカナクション」というバンドを偶然に紹介されて、自分にぴったりでした。私は、変化を恐れず、魚の生き方を目指すサカナクションを今でも憧れています。

entry75実はいろんなジャンルを交ぜたサカナクションの四番目のアルバム「DocumentaLy」しか聞いていません。しかし、多くのジャンルが交っているので、このアルバムはとても珍しくて、ここで書いてみようと思いました。ロックの元気なドラムとエレキギター、ダンスとテクノの強いリズム、それにJ‐popのような歌声が入っています。サカナクションによると、「DocumentaLy」は「メンタル」という言葉が入っていて、現実と「心」をぶつけさせて結晶をしたかったようです。私は賛成です。このアルバムには、気紛れな音もあれば、苦い音もあって、まるで本当の自分を探すために一人で旅をしているようです。アルバイトやバスに乗っていた時など、ずっと聞いていて、いつのまにか「えッ、何をやっていんだ、私」と思っていました。曲は朝日が登るから夕日が沈むまで順番に並んでいるみたいな気がします。特に「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」という興味をそそる曲は、タイトルの中の「夜」さえ気にしなければ、西日のイメージだと思います。初めて聞いた時、まったく経験したことのない音楽なので、びっくりしました。このリンクをクリックすると、この曲を聞くことが出来ます。リンクはMVなので、皆さんにはちょっと面白くて変なものだと思われるかもしれません。でも、私の一番好きな曲は最後の「ホーリーダンス」ボーナス曲です。

このアルバムしか聞いていないので、サカナクションの一部しか伝えられていません。私はサカナクションが大好きなので、他のアルバムまで聞いたら、この印象を壊しかねないので、敬遠しています。いつか自分に自信がついたら、残りの音楽をきちんと聞くつもりです。

友人から紹介されたサカナクションは、今でも大切な音楽です。サカナクションには違うジャンルが交っているために、緊張感があって、深い音楽が出来たと思います。「バッハの旋律を夜に聞いたせいです。」と「ホーリーダンス」は重要な曲なので、皆さんもぜひ聞いてください。他のサカナクションの曲をいつか聞きます。

来週はアメリカの「The Smashing Pumpkins」の「Siamese Dream」というアルバムです。私の大切なアルバムなので、楽しみにしてください。

ジャージの流行り

JP

バスケをめぐる変化と言えば、なんだと思いますか。確かに色々なことが挙げられますが、今回はとりわけバスケのウェアであるジャージのことを書いてみましょう。

entry73かつてはバスケのプレイヤしかチームのジャージを着なかったです。1950年代や1960年代のバスケの写真を見ると、はっきりとそういうことになっていました。あの頃、ファンたちは自分でもチームのジャージを着られることがぜんぜん想像できませんでした。ファンたちは、球場に行っても、ただ普通のおとなしい服を着ていました。そういうバスケのファンたちが、いつから応援チームのジャージを着はじめたのか誰も分りません。推測するには、マイケル•ジョーダンの時代からこれがだんだん人気になったようです。あの時、ジョーダンの23番のジャージは流行っていて、NBAの名前も世界中に広がりました。ジャージを着るファンたちの姿は、1980年代あたりから出発したのでしょう。

確かにジャージは、ファンたちにとって、特定のチームを応援する象徴です。しかし、この現象は、さらに進化しました。それは「ストリートウェア」です。ある時点から、廉価のジャージが大量に生産されました。ファンたちがそれをたたくさん着るし、有名人はどんな場所に行ってもいつもジャージを着ていました。そのため、普通の人々も真似をしていて、だんだん一つのスタイルとして定着しました。パーティーの時でさえ平気に着ていました。特に有名なラッパー歌手がこれをやりました。例えば、「2pac」と「Snoop Dog」です。彼らは1980年代から1990年代にかけてとても有名だったから、普通の人々はまるで羊のようにそれに影響されました。とくにカリフォルニア州など暖かい州でよく目立ちます。なぜならジャージはノースリーブで涼しいからです。スポーツをする人にはとくに好かれています。

ジャージのトレンドはすこし続いています。中には新しいことも現われています。たとえば「スローバックジャージ」です。これは、引退したプレイヤのジャージを改めて作って着ることです。アメリカでは一つの会社だけそのようなジャージを作っていますが、とてもユニークです。かつては有名人やラッパー歌手の影響でトレンドが起こったように、いつか流行ってしまうかもしれません。しかしながら、全体的にはジャージの流行りはそのピークを過ごしたようです。

ジュリエットの思い出

リーフ

コーヒーやお茶に関して、贅沢な飲み方は二つあると思います。一つは目を覚ましたとき、もう一つは友人といっしょに飲むときです。今回は、紅茶やコーヒーの豪華なスタイルに焦点を当てます。皆さんに紹介する喫茶店は、ちょっとデザートカフェみたいなところです。コーヒーの話を主に書いてきましたが、スナックだけでとてもおいしいです。その店は、モントリオールにあって、店の名前は、「Juliette et Chocolat」です。ジュリエットという名にふさわしく、本当に美しくて美味しい料理を出しています。

entry72店の中は、フランスのカフェの雰囲気を持っています。非常にエレガントで、中世の時代を感じさせます。私はジュリエットのショコラやホットチョコレート、クレープなどが評判だと聞きました。とても人気があるのですが、少し高いです。ウェイトレスは美人でした。ウェイトレスはフランス語で話しかけてくれて、「イチゴバナナクレープ」と「grandma styled hot chocolate」を私に勧めました。すなおにそれにしました。10分も経たないうちに、私の注文が出てきました。ホットチョコレートはとても濃厚で、あまりあまくなかったです。完璧な味でした。クレープは最高でした。ふわふわしたクレープの上にイチゴとバナナが載っていました。今まで食べた中で一番特別なデザートでした。

店を出るまえにお支払いをしたところ、どこから来たのかと聞かれました。カルガリーだと答えると、ウェイトレスは微笑んで、三年間住んだことがあると教えてくれました。そして、あのおいしいクレープは彼女の作ったものでした。かの女の名前は、ジュヌヴィエーヴ、フランス出身で、モントリオール大学で勉強するためにカナダにやってきました。ジュヌヴィエーヴさんはペストリーを作るのが好きなので、その店で働くことにしました。店で働くスタッフの多くは、フランスから来ました。ほんの二、三分の短い会話でしたが、すっかりその店のことが分かった気がしました。

そのカフェで素晴らしい思い出が出来ました。おいしいデザートを持つカフェはけっして少なくありません。ただ、コーヒーの代わりにデザートを注文したのは、あの店がはじめてだった。

2015年3月1日日曜日

夏の声

イデンα

ぼくは、アジアの夏は命をもっているものだと思う。毎年、この季節になると、成虫になった鳴く虫たちがいっせいに現われてくる。発声器官の成長がやっと終わった彼らは、ついに自分の音楽を演奏することができて、あっちこっちで奏で始める。まるでコンサートを開こうとしているようなものである。だから、彼らの歌が聴こえ出した夏は、息が蘇ってくる。鳴く昆虫の中で、特に蝉(セミ)は声が一番高く、「蝉時雨」という言葉があるように、蝉の鳴き声が雨のように共鳴する現象が起こってくる。昔、虫捕りに疲れたら、よく蝉時雨を聞きながら、暖かい木漏れの日差しのもとでしばしの休みをした。蝉たちのお陰で、ぼくも生きたアジアの夏もとても賑やかだった。ぼくにとって、彼らの鳴き声は、まさに真の夏の声だった。

普通、セミは木の幹の高いところに止まって、ストローのような口先で大好きな樹液を吸う。触れたら壊れてしまいそうなバッタやチョウの体と違って、セミの体は硬く、いい触感がある。体の色はまちまちだが、ぼくの捕ったセミたちはほとんど黒だった。それから、セミは透明で強い翅を持っていて、飛ぶのが本当に上手だ。そのせいで、ぼくの手から飛んで逃げたことが何度もあった。

みなさんはセミの鳴き声をきっと知っているだろう。アニメによく出ているよ。ちなみに、鳴くのはオスの蝉だけだ。鳴き声のお陰でその位置が簡単に分かるけど、手や専用の網が届くかどうかは問題だ。長い竿と網を組み合わせて使えば、ちょっと高いところの蝉も捕れるはずだ。でも、大変高いところにいたら、最初からやめたほうがいいと思う。小さいときのぼくはセミを捕るために、木にのぼることさえあった。虫捕りは楽しいが、安全はもっと大事だ。危険なことをしないでください。蝉は俊敏だ。危険を察知したら、さっと飛んで逃げられる。網を使っても成功率があまり高くないから、たくさんの練習が必要だ。もしセミが網の中に入ったら、逃がさないために、指で蝉の体の前後を押えなければならない。体の両側を握ったら、その強い翅の力で脱出することができるよ。

蝉は捕る以外、抜け殻を収集するのも楽しい。抜け殻は、蝉の幼虫が羽化する時、脱皮して残ったものだ。かりかりと砕くと、プチプチつぶしのように、ストレスが解消できる。一般的にいうと、羽化する幼虫は無防備で、自身の安全のために夕闇にしか羽化を始めない。だから、彼らを捕りたいなら、深夜しかない。ある夜、ぼくは抜け殻がたくさんある公園に行って、偶然一匹の蝉の幼虫を見つけた。彼を指に乗せたまま、家に持ち帰った。どうするか分からなくて、とりあえず幼虫を箱に入れて、そして寝ることにした。翌日、箱を開けた途端、羽化したばかりの蝉が飛び出してきた。やわらかそうな真っ白の蝉だった。体力を持たなさそうで、すぐに落ちてしまったけど。箱に残された抜け殻を見て、なにが起こったのかがやっと分かった。結局、やはり外の世界がいいと思って、ぼくは白い蝉を外に放した。元気に育ったのだろうか。

ピー・エス:蝉の幼虫の日本語の呼び名について検索したら、その結果にびっくりした。どうしてそんなに多いのか。ブログを書くときに、どれを使えばいいのか全然分からない。すっかり諦めた。このリンクをクリックして、そのリストはご覧ください。


ピアノソナタ

A1

ベートーヴェンの音楽は世界で有名です。確かに、ベートーヴェンの音楽は映画やテレビ番組などの中でよく使われていますが、いつも同じ曲です。ベートーヴェンがたくさんの音楽を作曲したのに、広く知られている曲は少ないと思います。クラシック音楽はつまらないという人もいるでしょうが、クラシックの魅力を知らないだけかもしれません。わたしはクラシックに深く感動したので、皆さんもベートーヴェン、或いはクラシック音楽を知るべきだと思います。私はピアノをよく弾くので、今回、ベートーヴェンのピアノソナタについて書きます。

ピアノソナタはピアノのための音楽です。ベートーヴェンはピアノソナタをあわせて32曲作曲しました。興味深いことに、ベートーヴェンは26歳のころから耳が遠くなりました。それで、彼の音楽は少しずつ変わりました。ベートーヴェンの生涯は三つの時期に分かれ、その中期は、かれが聴力を失ったころから始まりました。その理由は分かりませんが、耳が聞こえなくなったあとも、ベートーヴェンが美しい音楽が作り続けました。

ベートーヴェンはたいへん人気のあった音楽家で、かれの作品はよく演奏され、何回も録音されました。有名なのは、ウィルヘム・ケンプが演奏したものの録音です。ケンプは32曲のソナタを録音しましたが、全部で8時間を超えました。私はその全部ではないが、半分ぐらい以上聞きましたから、すこしは評論することができます。ケンプの演奏はとても美しくて、感動させます。メロディーは歌声のように弾いていて、きれいな音楽です。私の一番好きなソナタはピアノソナタ第13番変ホ長調作品27の1の「幻想曲風ソナタ」で、一番好きな楽章はピアノソナタ第31番変イ長調作品110の第1楽章です。このリンクをクリックすると、Youtubeで聞くことが出来ます。

しかし、ベートーヴェンの音楽が気に入らない人もいます。ベートーヴェンは情熱的過ぎて、あるいは逆に暗い、というのがその理由でしょう。このような受け止め方は間違っていません。確かにベートーヴェンの音楽には暗かったり、情熱的だったりするところがあります。ベートーヴェンの人生は辛かったらしいです。だからこそ、暗いです。だからこそ、かれの音楽は美しいです。

ちなみに、私はベートーヴェンのピアノソナタ第8番ハ短調作品13「大ソナタ悲愴」第2楽章を弾いたことがあります。あまり技術的な曲ではないですが、解釈することは本当に難しいです。私が弾くと、リズムや音符が正しくても、音色には変わりはなく、美しくないと思います。どうやってベートーヴェンの音楽を美しく表現すべきかまだ分からないので、練習しています。大人の見方が必要と思います。ですから、私のピアノの先生は「いい演奏なら、年寄りの音楽家の演奏を聞け」とおっしゃっていました。

来週は日本の「サカナクション」の「DocumentaLy」と言うアルバムです。また、日本の音楽を一緒に聞きましょう。

バスケの戦術

JP

バスケの試合を見て、何を連想しますか。試合の開始は、いつもめちゃくちゃなものだと感じさせます。ボールの動きは早いし、選手は一瞬も止まらずに走り、目が眩むような複雑な運動だと思います。しかし、バスケはとても戦略的なゲームです。どのチームも鮮やかなディフェンスを繰り出したり、さまざまな攻撃を仕掛けたりして、巧妙に戦います。コートサイドでコーチはゲームの展開を見守り、選手を調整し、相手チームの裏を掻く作戦に出ます。そんな戦術のことについて書いてみたいと思います。

まず、バスケの防戦の戦略を話しましょう。たしかにシューティングを見てワクワクするかもしれませんが、ディフェンスこそ勝利の鍵です。バスケのチームは、対戦の中でよくディフェンスの策戦を変えます。バスケのディフェンスには主に二つのタイプがあります。一つは「ゾーンディフェンス」、一つは「マンツーマンディフェンス」です。ゾーンディフェンスでは選手が特定の場所を守ります。攻撃側の選手やボールの位置によってこのゾーンは絶えず変わります。ゾーンディフェンスのいいところは、複数のプレイヤがターゲットを囲むから、フープの下でのシューティングを防ぐことです。一方では、マンツーマンディフェンスではそれぞれの選手は特定の相手チームの選手にくっ付けます。攻撃の選手が味方のコートに入ってきても、しっかりと守ります。マンツーマンは、シューティングに強いチームに有利です。

次は攻撃の戦略です。攻撃には、早いテンポを持ち出したり、あるいは逆にわざと動きを遅くしてリズムを緩めます。どちらを取るかはチームによって違います。コートでスピードを生かすために、優れた選手をもつチームは早いパスを頻繁に使うかもしれません。これに対して、相手のチームはポストプレーやシューティングをするかもしれません。攻撃の主なポイントはボールのパスです。ボールが早く動くほど、選手がシュートのチャンスを作れるし、相手のチームのディフェンスは破る可能性が大きくなります。

私はバスケをする時にいつもこの戦略を使います。特にマンツーマンディフェンスです。友達もこの簡単な作戦をよく知っているから、ゲームが不利になると、戦略を変えます。もし興味があったら、ぜひこのリンクをクリックしてください。



にゃんにゃんコーヒー


リーフ

皆さん、こんにちは。久しぶりですね。このエントリで、まったく新しい喫茶店の経験を伝えたいと思います。

一つの質問から始めましょう。猫が好きですか。コーヒーや紅茶を飲みながら猫とふれあうことは?両方の質問への答えとも「イエス」でしたら、もう「猫カフェ」しかありません。猫カフェとは、コーヒーを飲みながら、猫とふれあうことができる喫茶店のことです。猫カフェは、北米であまり馴染まないことです。北米では、わずかな都市でしか猫カフェを見かけることができません。しかし日本に行くと、猫カフェはいたるところにあります。猫を飼っていない人は、そのような喫茶店を訪ね、短い間、猫との時間を過ごします。とても素晴らしい発想だと思います。去年、私は日本でそのような喫茶店を訪ねました。日本人の友達は、「てまりのおうち」という名の猫カフェを教えてくれました。店は吉祥寺にあります。猫「様」とできるだけ多くの時間を過ごすために、平日の日にそこに行くことにしました。

「てまりのおうち」に行ったのは、水曜日の夜でした。初めての経験で、本当に興奮して楽しみにしていました。私は大の猫好きです。その喫茶店は、ジブリ美術館と似ているとも聞いていました。お金は、一時間1200円です。ほとんどの猫カフェでは、あまりおいしいコーヒーやスナックを期待できないそうですが、「てまりのおうち」だけは違うとの評判です。店に入ったら、なんと約12匹の猫が私の周りに集まってきました。どれもとても可愛かったです。彼らは私が食べ物を持ってきてくれたと思ったのでしょう。しかしそうではないと分かって、かれらはすぐ去ってしまいました。ただ一匹だけ残っていてくれました。私は席に座り、猫をなで始めました。彼女の毛は白と黒で、とても柔らかいものでした。スタッフは彼女の名前が「ミルク」だと教えてくれました。ミルクの鳴き声はかわいかったです。私は店の飾りに目を奪われました。本当にきれい!まるで猫の王国セットに入ったような感じでした。ジブリとの評判の理由はすぐ分かりました。

少しお腹が空いたから、コーヒーとデザートを注文しました。メニューの名前が面白くて、私は「ふわふわコーヒーラテ」とブルーベリーチーズケーキにしました。美味しかったです。「しお」という名前のスタッフは、猫カフェで働くために、バリスタとパン職人の両方の知識が必要だと教えてくれました。実際、店の中で多くの猫カフェのスタッフがちょうど訓練を受けていたので、それを見て、私は感動しました。食べ物を楽しみながら、私はずっとミルクとのふれあいを続けていました。ミルクも私のことが気に入ったらしく、ずっとそばに止まってくれました。ミルクと一緒の写真をたくさん撮りました。

猫カフェは、ふつうの喫茶店とは違います。そこにいる時間はとても楽しかったです。