黒帯
空手が上達するために秋田県へ行ったのに、かえって下手になってしまったような気がした。僕の最大の恐怖は、後退することだ。それは昔の自分に戻ることだ。自分は上達するために一生けんめい努力しても、まったく叶えられない、それを恐れていた。秋田県で僕はまさにそのような恐怖に直面していた。そのあと、旅館へ帰り、失望して、あきらめを感じるほどでした。
そんな時、学校の先生から聞いた話を思い出した。それは次のような内容でした。
「ある日、象がいるサーカスを訪ねた。あの象は、小さいロープだけで拘束されていた。あんな体をしている象だから、簡単にロープを壊して自由になれるはずだ。しかし、どうしてそうならないのだろうか。実は、あの象は子供のころから小さいロープで拘束されていた。育っている間に、ロープが切れないと信じ込んだ。それで、体が大きくなっても、ずっと同じロープに拘束されるものだと信じていて、自由になってみようとしない。」
象のように、僕はロープが切れないと思い込んでしまった。日本での空手の訓練に失敗したので、将来も成功できないと信じようとしたのだった。明らかにそれは間違った考えだ。失敗しても、あきらめないで続けなければならない。それに、たいせつな理由ではるばる秋田県へ行った。なにもしないで家に帰るわけにはいかない。次の日、訓練を続けるように武道館に行った。先生達はびっくりしたけど、喜んでくれた。僕は辛抱して練習に取り込んだので、先生達も、もっともっと厳しくしてくれて。日本の教え方をも習えた。まず、先生達は僕を壊す。その次に、僕を前より強く作り上げた。
それだけだ。皆は僕の物語から何かを習えたらいいね。過去の制限に縛られてはだめだ。過去は学習の場所にすぎない。ずっと住みつづける場所ではない。
いい教訓があって、その象の話は面白いです。私は頑張るのが大切だと思います。試さなければ、勝てません。だから、黒帯さんがいい希望と自己決定を持つと思います。
返信削除頑張ってください!
~ヴィンセント