オタクの芸術

リア充

「ヲタ芸／オタ芸」はオタクの特別な応援の仕方です。ヲタは「ヲタク／オタク」、芸は「芸術」あるいは「芸当」です。ヲタ芸はアイドルのコンサートやイベントなどで踊ったり、ポーズを取ったり、掛け声をしたりすることです。最初は現実のアイドルだけに対して行うものでしたが、今は2.5次元のアイドルを含めてきました。ヲタ芸をすることを「打つ」と言います。

ヲタ芸の基本は独特な動きをもつ踊りや掛け声のことです。色々な動きがあって、それぞれユニークな名前を持っています。たとえば、ロマンスとかサンダースネイクです。この動きをしながら、ペンライトかサイリウム（ケミカルライト）を振ります。グーグルでヲタ芸を調べたら、ほかの印象的な動きが見えます。

歌の歌詞に合わせる「コール（掛け声）」もあります。コンサートが行われると、ヲタ芸を打つ人は「コールガイド」を作っておきます。ファンはそれに従ってアイドルを応援します。

ペンライトとサイリウムはヲタ芸の大切な道具です。アイドルはみな「イメージ・カラー」を持っていて、ファンはペンライトを正しい色に変えます。時々、特定の歌には決まった色を持っています。それはファンが決めたものです。

一番有名な例について話したいです。「ラブライブ！」の中で、「Snow halation」という楽曲があります。この楽曲は「μ’s（ミューズ）」という2.5次元のアイドルグループが出した二番目のシングルです。PVで高坂穂乃果というキャラクターはソロを歌い始めたら、光は青からオレンジに変わります。コンサートで、ファンは「ウルトラオレンジ(UO)」というサイリウムでPVの様子を再現することに決めました。「ラブライブ！」は人気になると、アニメとゲームが作られ、だんだんUOの数が増えました。普通のサイリウムと比べて高いですが、UOは５分も眩しい光を放ちます。

去年、ミューズは東京ドームで最後のライブをやりました。その時、みんなは「Snow halation」のため、UOを使って東京ドームを照らしました。一人に２～３本ずつ持っていたから、その景色の推定価格は約500万円でした。夢中するオタクは何でもできます。