鏡を見る時、何か変えたいと考えたことがありますか。もっと痩せたいとか、鼻を小さくしたいとか。それと、今度生まれ変わったら、男か女かどっちになりたいですか。もし聞かれたら、私は実のところわかりません。トランスジェンダーの人に聞いたら、どう思うのでしょうか。
これまでの私のトランスジェンダーの説明では「生まれてきた性とジェンダーが違う」ということです。簡単に説明したかったのですが、それでは説明が足りません。それに、よくある勘違いとして、トランスジェンダーの人は間違った体に生まれてきたということです。なんとか私の説明でその勘違いを改められるといいのですが。だから、ネットで日本語の解釈を探してみて、やっと見つけました。
Teichによると、トランスジェンダーは「多くの異なるアイデンティティの包括的な用語、トランスとして識別する人は、出生時に分類された性別と一致しない性同一性(ジェンダーアイデンティティ)、性別および/または性別の表現を有する」ということです。この定義を少しずつ説明しましょう。
まずはXジェンダー(英語: genderqueer) をはじめ、バイジェンダー(両性、男でも女でもある性)とか、中性(男性と女性との中間地点、最も近い英語の翻訳: gender-neutral)などの性同一性がトランスジェンダーに含まれます。トランスの人のイメージは一般的にFtM(Female to Maleの略、分類された性別は女性だが、性同一性は男性)とMtF(Male to Femaleの略、分類された性別は男性だが、性同一性は女性)でしょう。
次は、どうして「生まれてきた性別」の代わりに「出生時に分類された性別」を使うのでしょうか。生まれてきた性別は、身体、特に性器によって性別が決まるという考え方を重視している思います。トランスの立場を理解するために、通常の性別の概念を考え直さなければいけません。例えば、女性器と男性器と言わない方がいいと思います。陰茎は陰茎、膣は膣、性別のカテゴリーに分けるのは不要です。だから、「分類された性別」という表現を使った方がいいと思います。性別は体の部位ではなく、アイデンティティです。それでは、どうしてトランスジェンダーの人は手術やホルモン療法を選ぶのでしょうか。多分、性別の違和感から抜けだすためとか、自分の性同一性を表現するためだと思います。
じゃあ、生まれ変わってくるとしたら、自分の性同一性も変わるのでしょうか。
私のトランスジェンダーの理解は足りないと思います。バイクさんは分かりやすく書いてくれたのおかげで、またすごく勉強になりました。
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