2019年3月28日木曜日

芸術はゲイ術

バイク

今週はLGBTQ+コミュニティにおける芸術の役割について話したいと思います。先週のブログで「性器」などの言葉をよく使いましたが、今週も少し触れるかもしれません。でも、このブログはR指定にならないように努力します。

昔からLGBTQ+の芸術家や芸能人が存在しています。シェイクスピアをはじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、エレン・デジェネレス、Laverne Coxなど、LGBTQ+の有名人はたくさんいますね。ただし、彼らの作品は必ずしもクイアを表現するというわけではありません。確かにLGBTQ+芸術家はみんなLGBTQ+のテーマを中心にした作品を作るわけではありません。しかし、芸術と積極行動主義にはいつも深い関係があります。芸術を通して、どのように社会に抵抗しているのでしょうか。

まずは虹がLGBTQ+の象徴になった経由を紹介しましょう。1970年代、Gilbert Bakerというクイア芸術家は、クイアパワーを象徴するデザインを手掛けるように頼まれました。どうして虹になったのかは説明していないけれど、彼は「アメリカとフランスの国旗のデザインは革命から生まれたので、LGBTQ+のデザインも同じようにしたい」と言っていました。レインボーフラッグはもともと色が八つあって、それぞれの色が決まった意味を示していました。ピンク色は性、赤色は命、橙色は癒し、黄色は陽の光、緑色は自然、ターコイズは魔法、インディゴは調和、紫色は精神です。今のフラッグは自然な虹のように変わりましたが、色の意味は同じで、LGBTQ+コミュニティの団結力と強さを国際的に表しています。

ところで、ドラッグクイーンを知っていますか。ドラッグというのは男性が女装することです。昔からドラッグは演劇で見られています。シェアクスピアの舞台劇や日本の歌舞伎では男性が女装して出てきます。ドラッグは1930年代からゲイバーと関わるようになりました。そこでゲイの男性がありのままの姿を見せ、自由に楽しめます。最近ドラッグはなんだか芸術と見なされるようになりました。「RuPaul’s Drag Race」という番組で、ドラッグは世界中で人気となりました。

最後は、どうして性器や裸のイメージがたくさんクイアの作品に出てくるのでしょうか。昔から芸術を通じて人体の美しさを表現してきました。それと同じように同性愛の美しさやトランスジェンダーの性別の観念を表せるようになりました。クイアの作品はすごく猥褻で変態だと評価されてきましたが、どうやってポルノと区別できるのでしょうか。実は私にもわかりません。クイアの作品はいつも芸術の限界を問いていますので、簡単に「だから芸術だ」とは言えません。しかし、限度を守り続けたら、芸術と言えるのでしょうか。

LGBTQ+の作品に関するブログを見つけました。LGBTQ+の作品は猥褻かについての議論に興味があったら、ぜひ読んでください。

3 件のコメント:

  1. LGBT+のフラッグはアメリカとアフリカの融合だと知りませんでした。勉強になります!

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  2. それは多くの異なるタイプの表現として使うことができるので、LGBTQ芸術はとても面白いと思います。例えば、異なる意味を表すレインボーフラグの異なる色は、ファッションやドラッグパフォーマンスによる個々の表現と比較して、クィアコミュニティの一般的な表現であり、非常に異なる種類の自己表現です。

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  3. バイクさんのブログは色々な面白い情報を紹介してくれました。とても勉強になりました。ちなみに、バイクさんのブログを読みながら、あるヨロッパのバーチャルバンドを思い出した。よかったら、Studio Killersというバンドを調べてください。曲の内容はよくLGBTQ+のテーマがあります。

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