2015年2月1日日曜日

「脆弱な私がだんだん変わる」

A1

皆さんは、自分が成長したと思いますか。成長することは難しいと思いますか。新たな気持ちになったと思ったら、また新しい質問が出てきます。自分のアイデンティティーとはいったい何でしょうか、このままでいいのか、未来に何があるのか、こういう質問が現われてきて、どれにもはっきりした答えはないと思います。しかも、素敵な友達も楽しい時間も過去のものとなります。私はもう21歳ですが、まだ成長していないと思います。

ぜんぜん成長していない私は、2014年9月に「牛乳@咖啡」(ミルク@コーヒー)を発見しました。「牛奶@咖啡」の「越长大越孤单」(成長するほど寂しくなる)というアルバムを聞いて、「あ、このアルバムは私の気持ちが分っている」と思いました。今回、このアルバムを聞いてもらいたいです。

entry3b「牛乳@咖啡」は中国の北京で生まれたインディーズ音楽グループです。グループのメンバーは二人、Kiki(歌手)とGefei(ピアノやギター、そして作曲)です。インディーズというのは、大手のレコード会社に属さないで、自分で音楽を作り、小規模で販売するグループのことです。でも「牛乳@咖啡」は2013年に「Huayi Brothers」という大きい会社の所属となりました。ただすべての音楽は新しい会社に所有されるようになるわけではなく、その中で、この音楽はまだインディーズです。先週の「パフューム」に比べて、この音楽は普通の楽器で演奏し、テーマはとても複雑です。曲の中には、ギターやドラムやピアノが入っています。歌詞はすべて中国語です。私は中国語が下手で、ほとんど聞き取れません。しかしながら、それでも大丈夫です。なによりも音楽は気持ちを強く伝えています。

アルバムには、悲しい歌も嬉しい歌も入っています。最初の曲「穿越珊瑚海」(珊瑚海を通り過ぎる)は恋人についての物語です。恋人と遠く離れて、結局、一人で寂しい旅を続けます。一人では弱いのですが、しかし恋人のために強くて立派な人になろうと頑張ります。曲は寂しい旅のリズムです。寂しいですが、この人には生きる目標があるので、悲しみも嬉しさもあります。この曲を聞くと、この人の悔しさを感じることが出来ます。それが私に感動を与えてくれて、まるでたまらない叫びの声です。その気持ちはこの曲の命です。心の人に会えるかどうか分からないのですが、希望と絶望は同時に感じられます。この曲は私の一番好きな「牛乳@咖啡」の曲です。このリンクをクリックすると、Youtubeで聞けます。

しかし、人間の成長と同じく、このアルバムの曲は、ただ一人の気持ちだけではありません。「我不是Rock N’Roll」(私はロックじゃない)は、自分のアイデンティティーを見つけ出す楽しさについての曲です。「咖喱咖喱」(カレー、カレー)は恋人たちのいちゃいちゃすることを歌います。最後の「快乐星猫」(嬉しい星猫)は、猫の生活についての曲です。これらの曲はすべて早くて、聞いていると楽しい気もちになります。特に最後の「快乐星猫」は、成長することに関係がなく、ただ猫の生活です。それでも何かのメッセージがあると思います。「牛奶@咖啡」の伝えようとすることは、多分「成長するのは難しいけど、考えすぎたら、楽しいことを忘れてしまう。だから、あまり気にすることはない。人生はそんなに辛くはないよ」ということでしょうか。

私は自分で「牛乳@咖啡」を見つけました。誰かのお勧めじゃないので、特に「牛乳@咖啡」が好きです。中国にはいい歌手もいれば素晴らしいグループもありますので、ぜひ聞いてください。

来週はジャズのアルバム「Time Out」です。クールですよ!

3 件のコメント:

  1. A1のエントリを読んでいる間にリンクをクリックして曲を聞いてすぐにインタネットでmp3を探した。初めて中国のインディーズ音楽を聞いた!このグループもう好きになったなぁ。次の音楽の旅どうだろうね。期待してる。

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  2. 中国語の音楽を聞くのは久しいぶりだな。最近忙しいから、音楽の時間はあまりなかったんだけど。A1さんのお勧めなら、一応試したほうがいいと思う。
    いちばんの曲の使った中国語は、中国人のぼくにも難しかった。恥ずかしいな。それから、歌詞を読んでみたら、少し意味を分かった。恋の経験がないぼくには、どういう気持ちをすればいいのか分からないけど、曲のリズムは本当にいいと思う。後の三つの曲も聞いてみた。恋以外のテーマは面白い。特にあの猫の曲は可愛くて、本当に楽しかった。お勧めしてくれて、ありがとな、A13。

    イデンα

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  3. 私はいろいろな音楽が好きです。 でも 今回は、タイトルが面白そうだったから、私もリンクをクリックして、その音楽を聞き手好きになった。 ありがとうA1さん。 次のエントリからぜひもっといい音楽をおすすめしてください。

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