2015年10月8日木曜日

水力発電

ボ2ー

皆さんは、水力と聞いたら、まずダムのことを思い出すでしょうね。じつは、ダムは水力の使い方の一つに過ぎず、ダムを使わない水力発電機もたくさんあります。原理は大体同じで、高い所から低い所に流れる水の力を利用します。水量と水の高さによって、発電機を動かします。水力は紀元前2000年ごろから使われています。あの時、電力がなかったから、農家たちは水車を製粉や機織りに利用しました。今、電力が作られるから、小さな水車はもうあまり意味がありません。発電機はますます大きくなり、フーバーダムや三峡ダムみたいな効率の高い発電所が建ちました。

ESS-5今、世界で一番大きなダムはパキスタンのタルベラダムです。しかし、一番発電量が多いダムは中国の三峡ダムです。年間発電量は98.8TWhで、三番目の渓洛渡ダムの2倍ぐらいです。三峡ダムは2008年に出来たばかりですが、それよりずっと前、1940年ごろから、すでに計画されはじめました。一期目の工事は1993年から着工し、最後の三期目の完成は2009年で、他のダムよりだいぶ新しいです。当然、安全の問題はつねに大きな課題です。2003年にダムにひびが見つかり、安全性に大きな疑問が生じました。調査を続けるうちに、建設の質に問題がないことが明らかになりました。いうまでもなく、住民の安全はなによりも大事であり、しっかりと確認しておかなければなりません。

水力発電は便利ですけど、発電機は時々大きな事故を起こします。事故の原因は、一般的には水で砂が堆積し、ダムを侵蝕することです。普通のダムに決定的な事故が起こる可能性は0.01%ですけど、いったん事故があったら、周りの環境が壊れます。環境の影響で事故が起こった例もあります。例えば2011年3月の東北地震に影響されて、福島県の藤沼ダムは破壊し、そのため、震災の死傷者も増えました。

再生可能エネルギーの利用にあたり、一番考えるべき問題は環境です。水力発電は、魚の生息や貯水池の植物の生長に影響します。発電機を建てることは、水中の生物への影響は避けられません。今、魚のために通路を作り、その生態を保ちます。もう一つは貯水池の問題です。一般的に、貯水池の水は動かないので、水中のバクテリアが増えます。そのため、水面下の植物は太陽光を受けられず、少なくなります。さらに水中の生物は酸素不足の理由で死にます。一部の貯水池では揚水の機械を使って問題の解決に対応しています。

もし、皆さんは水力発電のことをもっと知りたいなら、世界一のダムに行ってみてください。たくさん習うことがあって、絶対興味が出てくると思います。

1 件のコメント:

  1. この文章を読んだ後、水面下の情報は悲しかったと思いました。 環境への影響が少し怖そうではありませんか。 三峡ダムの近くに住んでいる人たちは、魚以外の生き物を守るためにできることがありますか? これまで三峡ダムのことを聞いたことがありませんでした。 外国が手伝ってみれば、環境への問題はなくなるかもしれないと思いました。 保つためのことについて読んだ時、うれしかったです。

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