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再度のご来園ありがとうございます。今週も工場ランドにようこそ。今日は昔のお守りを皆さんに紹介したいと思います。
日本に現存する一番古いお守りは三重県と滋賀県で出土された縄文時代の土偶です。その特徴は女性を模倣し、とりわけ性的特徴を誇張したのところにあります。それから、完璧な状態で出土された土偶はほとんどありません。一説によると、土偶を本人とみて、けがや体の悪いところを故意に壊し、治るよう願いを込めていたようです。他の説によると、縄文時代に日本人が動植物の狩猟採集によって生活していたころ、女性は集落の存続問題に大きく関わる「資源」として認識されており、土偶を女性に似せて作ることで多産と安産を祈っていたと推測されています。なぜなら、新しい労働力(男)と集落を維持するための器(女)を絶やしてはいけなかったからです。もう一つの説は、女性が生と死、二つの属性を持っていて、生命を作り出す力がありながら、最後に普通の人間としての死の道を必ず歩まなければいけません。そのため、土偶は生と死を表し、自然に対する畏敬の念を抱き、自然崇拝から現在日本の神道につながっていった証拠だと言われています。
現在神社で買うお守りは主に布でできていますが、土偶はいわば土器、主に粘土です。好きな形をつくって、それを一度火で焼くと固くなり、そのままの形を保ちます。
いかがでしたでしょうか。土偶にはまだまだ謎がいっぱいあり、作られた理由も山ほどあります。土偶は私たちを昔の人とつなげる大切な歴史的文化財です。もし気になったら、青森のJR木造駅へ行って見てください。有名なしゃこちゃんが待っていますよ。
それでは、また次回にお会いしましょう。
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