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工場ランドへようこそ。 「うまい棒って、棒じゃなくて筒ですよね!」とよく聞かれますが、最後まで読み終わったら真実が明らかになります。
日本人や外国人にもっとも知られているエリート駄菓子といえば、うまい棒しか浮かばないでしょう。1979年から発売されたうまい棒は、40年に渡って人気を保っている理由は、その価格。一本10円です。手頃な価格で売り続けているから皆に好かれているに違いないでしょう。その斬新な発想と流行に乗った冒険心こそ成功を成し遂げた鍵だといえるでしょう。
2016年1月に放送されたアニメ「だがしかし」の第一話に取り上げられた「うまい棒とポテフと…」について少しお話ししましょう。主人公の女の子ほたるが、主人公のココノツに最高のうまい棒を作らせました。主人公がたどり着いた答えは、うまい棒を焼くことでした 。当工場では焼きうまい棒は製造していませんが、ネットでは醤油焼きうまい棒が存在しています。しかも、大抵のレシピが2016年1月の後、つまり、第一話が放送されてから真似して作ったものです。おかげで売り上げもちょこっとアップしました。誠にありがとうございます。それから、アニメが大好評でしたので、私たちもいろいろ考えました。通常のパッケージにある「うまえもん」に妹の「うまみちゃん」を追加し、オタサー(オタク・サークル)好みの萌えアニメ風の美少女でした。客層を広げるため精一杯がんばりました。
聞くまでもなく、皆さんはこの駄菓子を食べたことはあるはずだと思います。よく観察してみてください。空洞があると分かるでしょうか。わたくしたちもよくお客様から苦情をいただいています。「穴を空けて材料をケチっているのでは」、「詐欺だ」、「棒よりも筒状の棒ではないか」、などなど。実は、穴は食べた時にサクサクした食感を出すためです。それと、本物のうまい「棒」も実際あります。例えば、シュガーラスクとシナモンアップルパイをお試しください。
最後に、うまい棒の製造過程について簡単に説明しましょう。主な材料はとうもろこし粉。生地を練る際に、卵殻粉(らんかくこ)を混ぜ、柔らかくします。それから、金型に入れて成形します。次に、機械を使って、特定の長さに切ります。そして、乾燥機で乾燥させた後、表面に油を塗って味付けをして、駄菓子の王様というべきうまい棒が出来上がります。最後に包装して、お客様のもとへ届けるのです。
世界中でも大人気の駄菓子うまい棒、これからも一生懸命進化します。ご応援をいただき、誠にありがとうございます。
では、次の製造ラインに参りましょう。
「エリート駄菓子」っていう表現、おもしろいですね(^^)
返信削除そのお菓子を見たことがありません!安くて、美味しいそうですから次回日本に行く時食べてみたいです!
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