エミリー
皆さん、今週、もう一つの好きな青年漫画について書いてみます。漫画のタイトルは「蟲師」です。「蟲師」は漆原友紀が描いた青年漫画で、1999年から2008年まで講談社の「アフタヌーン」雑誌で連載していました。単行本は全10巻があります。コメディーではなくて、超自然的な探偵漫画です。2003年の文化庁メディア芸術祭の漫画部門優秀賞と2006年の第30回講談社漫画賞を受賞しました。
この漫画の中で「蟲」の意味は「虫」と同じではありません。だから、「むし」と読んでも「虫」の漢字を使いません。この蟲は菌らしいだけど、「もやしもん」の菌の姿のように可愛くてデフォルメされていません。蟲は最も基本的で最も純粋な生命体というものです。彼らは自然界や生き物や人間に影響を与えることができる超自然的な能力を持ちます。そして、普通の人間には蟲が見えませんが、見える人間もいます。多くの蟲は人間に危険で、色々な問題を引き起こします。例えば、人間の聴力を壊すこと、人間の記憶力を消すこと、家で穴をつくって、その家に住んでいる人に病気をもたらすことなどです。でも、最悪の蟲は妊娠している女に伝染して、変わった赤ちゃんを生ませます。緑スライム赤ちゃんが生まれたら、一年間家の下に隠します。それから半年ごとに蟲は、自分の種を広まるために赤ちゃんを解放します。赤ちゃんは人間の格好をしていても、実は蟲です。しかし、蟲は問題を引き起こすが、必ずしも悪くありません。彼らは生き残ろうとしているだけです。
漫画の主人公は「ギンコ」という「蟲師」です。蟲師は蟲退治の専門家で、蟲が引き起こした問題を解決する医者のような人です。不思議な理由でギンコは蟲を引き付けます。ギンコが同じ地域に長くとどまると、引き付けられた蟲はその地域で問題を引き起こします。だから、彼は封建的な日本を旅行し続けなければなりません。
この漫画はギンコの旅行についての短編集です。そして、敵がいません。物語の結末は、楽しかったり、悲しかったりして、悲喜こもごもなものがあります。多くの悪い結末は、ギンコのアドバイスを聞かない人の身に起こります。時々、病人の病気に解決がありませんが、それでも彼らは幸せに生き続けます。その物語は日本の昔話みたいだと思って、漫画のスタイルはちょっと現実的です。私にとって、蟲師はとても日本的な漫画です。蟲師のアニメもあります。カルガリー市の図書館には蟲師の漫画とアニメが入っていますから、誰でも簡単にこのシリーズを読んだり見たりすることができます。(写真は、蟲師の漫画からです。)
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