2015年9月24日木曜日

慎重な消費

カルマン

創価大学での留学の一年間、私は物を持つことの負担を実感し、もっと簡単に生きてみなければならないことに気づきました。10ヶ月にわたって、私はずっと同じ小さな部屋に住み、必要な物しか持てませんでした。これを経験し、私はいろいろ考え始めました。カナダでは、だれでも広い家に住み、非常に多くの物を持っています。唯一の心配は物を買うためのお金です。なにを買っても、それを置くためのスペースで苦労することはなく、買い溜めすることがつい習慣になったのです。
 
これに比べて、日本の一般的な家を見ると、使えるスペースはほとんどなく、不要なものを置くところはそう多くありません。わたしは、実際の経験からこのことに気づきました。日本で買ったものの大半は本であり、どれも本当に欲しいものばかりでした。カナダに持ち帰られるように、すべてを一個のスーツケースに入れられるようにしなければなりませんでした。カナダに帰る前、私はこのことについて、ホストファミリーのお母さんに話しました。彼女の説明によると、多くの日本人が本を買うと、それをずっと持っているのではなく、一回読んだら、それを売ったり、捨てたりします。そのため、多くの面白い古本屋があり、有名なのはブックオフです。

entry2-5ブックオフに入ると、棚はきちんと整えられており、客が通路で立ち読みすることを楽しんでいます。ブックオフで買えるものは本に限らず、CDやDVDなども売っています。一部の店には、昔からのビデオゲームまで置いてあります。どの店にも、「読み終わったらお売り下さい」というポスターが貼ってあります。これには、まさに慎重な消費主義が見られます。
 
このような消費の精神は、近年、近藤麻理恵さんが書いた「人生がときめく片づけの魔法」を通じて有名になりました。近藤さんが強調したい大切な概念は、所有物を整理し、本当に必要なものを決めることです。言い換えると、近藤さんは人びとに物の価値を考えさせるつもりです。近藤さんが書いた考えによると、私たちが持つべきものは、自分に価値があり、幸せな気持ちを感じさせてくれるものだけです。このような概念は、同時にとても実用的で、私は強く共感します。カナダで生活するわたしは、日本に住んでいた時のように少ない物を所有し、幸せに生きるようにしたいと思います。

5 件のコメント:

  1. カルマンの話や経験にたいして、すごく共感できます!私は本や物をいっぱい持っていて、引っ越しをする時、とくに大変です。私も本を読むのが大好きなので、毎回古本屋やブック・オフに行く時、本をいっぱい買っちゃいます。。。それで後でお母さんに怒られます。。。
    でも今度、近藤さんの本をぜひ読みたいです!すごく勉強になりそうですし、面白そうです!

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  2. 私はバンクーバーやトロントで育ち、いつも小さな部屋で住んでましたからカルマンさんが言っていることよくわかります。土地が安くて豊富なカルガリーに比べると全然違います。私も本が大好きですですが、置く場所がないので全てebookしか買いません。5年前くらいまでバンクーバーにブックオフがありました。ですからよく行きました。

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  3. 面白かったです!見出しを読む前にも、このブックオフのサムネイルを見たら、気になって読みたくなりました!(笑)僕も日本にいたとき、ブックオフから本をいっぱい買ってしまいました。日本に行く前に、お金をあまり使わないようにしようと思っていたけど、ブックオフに行くと、値段がものすごく安くて買わないではいられなかったんです。

    エド

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  4. 面白かったです!見出しを読む前にも、このブックオフのサムネイルを見たら、気になって読みたくなりました!(笑)僕も日本にいたとき、ブックオフから本をいっぱい買ってしまいました。日本に行く前に、お金をあまり使わないようにしようと思っていたけど、ブックオフに行くと、値段がものすごく安くて買わないではいられなかったんです。

    エド

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  5. 私もいろんな ものを持つ、スペースが足りないんだ。カルマンの話を読んで、本当に自分の買ったものを思い出す。私はパックラットなんだから自分のものを離れにくい。もっとブックオフのような店があったら自分のものを売ることができるかもしれない。

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