2018年4月10日火曜日

「私は詐欺師ではない」

ミッチー

今週は一つの新しいことを試してみます。僕はこれまで自伝映画をあまり見ていません。しかし、アメリカ史の授業を取って、ニクソン大統領に興味を持つようになりましたので、ニクソンの自伝映画を見ました。これを例に、自伝映画の魅力を書いてみます。

ニクソンと言えば、「フューチュラマ」(Futurama)というアメリカのアニメを思い浮べます。そこでのニクソンの描写は全くパロディーです。夜になっては人々の家に押し込んだりするなど大げさなストーリです。
https://www.youtube.com/watch?v=NDTiZoWWvG8
「フューチュラマ」の作者はニクソンが大嫌いでしたから、詐欺師として描きました。それにしても面白いですから、ニクソンのキャラクターは人気があります。

一方、「ニクソン」という映画はニクソンのことを客観的に説明しています。かれが亡くなって一年後に上映されましたので、ニクソンの声を録音したテープは公開されていなくて、不明なことがたくさんありました。そして、異論もありました。ニクソンは酒飲みとして登場したので、ニクソンの家族は怒りました。一方では、ニクソンに同情するところがあって、多くの人々が不満でした。ウォーターゲート事件やニクソン政府の汚職のため、そんな気持ちは分かります。

自伝映画には、俳優の問題もあります。本人に似ているかどうかが議論されます。ただ、顔が似ていないのに、アンソニー・ホプキンスが素晴らしい演技を見せました。ニクソンの顔や癖にはかなり特徴がありますから、彼にぴったりの俳優を見つけるのはとても難しいです。そうなれば、俳優の演技が大切です。

「ニクソン」は問題がありますが、面白かったです。でもすごく長い映画です(3時33分)。アメリカの大統領に興味を持っていれば、同じ監督によるケネディーとブッシュについての映画もお勧めです。アメリカ史のドキュメンタリーもあって、Netflixで見られます。(Oliver Stone’s Untold History of the United States)。

ほかの自伝映画:
ガンジー(1982)
ディザスター・アーティスト(2017)

2 件のコメント:

  1. 栗本唯花(Yuika Kurimoto)2018年4月11日 6:32

    邦画ではなかなか自伝映画というものをみることがありません。間違ったことを表現するとバッシングの量が多いからだと思います。
    小説や漫画原作の映画化は人気がありますが、やはり批判も多いものです。いかに原作によせるかというのはどんなカテゴリーでも大事なことですよね。

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  2. 私も、自伝映画をあまり見ていないですが、そういう有名人(たくさん人を影響できる人)の物語を見ると、自分がどんなことを真似するか、どんなことをしないべきだかわかります。普通な人でも、ありえない出来事とか、一生懸命頑張ったこともあるから、普通人物のストーリーを描いたえいがをみたいです。やっぱり、通りすがりもそれぞれ自分の物語があリますよね。(英語で言えば、"Sonder"という言葉を思い浮かべます)

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