2017年1月17日火曜日

オタクの始まり

リア充

オタクという言葉は色々な意味を持っています。もともとの意味は「お宅」ですので、最初は「あまり家から出ていかない」とか、「人付き合いをしない」とか、ネガティブな意味でした。1980、1990年代になって、この言葉は大衆文化の愛好者に使われてはじめました。そこで、ガイナックス社の岡田斗司夫氏は「オタキング」と自称し、これを積極的に使いました。カタカナ言葉になった「オタク」は、新しくてポジティブなイメージを生み出しました。そこからこれを誇りにする使い方が現われ、オタク・カルチャーまで生まれました。

オタクといえば、たしかにいまでも太っていて、メガネをかけていて、あまりかっこよくない日本人の男性のイメージがまず思い浮かべます。しかし、必ずしもすべてのオタクが同じではありません。女性のオタクもいれば、普通の生活をしているオタクもいます。ただ、ステレオタイプなオタクは、自分のことを自慢げに使ったりしています。たとえば、「ワタモテ」(「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」という長いタイトル!)というアニメの主人公はモテない女性オタクです。

今、オタク・カルチャーは世界中に広がり、そのまま外国語に取り入れられました。このブログで日本のオタク・カルチャーについて書きます。毎週おかしくて、おもしろいオタク活動と用語をとりあげ、それを説明します。オタクが集まるイベントやアニメコンベンションがたくさんあります。コミックマーケット(コミケ)は有名なコンベンションで、毎年5万人も集まります。ファンが作った同人誌などが売られて、手に入れることができます。そして、コスプレイヤーたちもとても派手やかです。

インターネット時代になり、オタク・カルチャーは現実生活だけに限らず、バーチャルな世界にも入りました。たとえば、2chanやニコニコ動画にオタクたちが集まり、作品がアップロードされます。同じ興味を持つオタクたちはさかんに会話をし、互いに繋がります。いま、オタクの意味がすこしずつ変わり、日本の社会からも受け入れられるようになりました。

オタク・カルチャーには面白いことがいっぱいありますよ。「wktk(わくわく)ニッポン」をどうぞ楽しみにしてください。

9 件のコメント:

  1. ネガティブのステレオタイプのことに扱いにくいと思います。でも、ステレオタイプなオタクは自分のことを自慢げに使ったりしているので、いい意味になって来ましたね。オタクのことを楽しみにしています。

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  2. 元はといえば、「お宅」は「あなたの家」と言う意味なんだけど。最近、「オタク」と「お宅」の区別がつくようになるので、「ヲタク」も使う。例えば、「ヲタ姉」と言う歌手がいる。私もオタクだ、メガネをかけていて、あまりかっこよくないけど、太っていないよ。(笑)オタクカルチャが好きから、楽しみにしている。

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  3. 日本語を始めて習いますから、私は人にオタクだとよく言われます。でも、いい意味と思います。インターネットはあんぜんの場所になりました。

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  4. このブログには初めて来ましたけど、おもしろいですね! みなさんは日本で日本語を勉強していらっしゃるんですか?

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  5. はい、四年生のクラスです。日本語専攻で卒業する学生で、今年は五人です。みなさんは大学でゼロから日本語を習い、このクラスは、一種の卒業発表です。ーー文章の表現は、かなり教える人の手入れが入っています。コメントのところでは、ほんとうの日本語のレベルが出ています。(クラス担当より)

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    1. 付け加えますーー日本ではなくて、カナダの大学からです。

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    2. えー! それはすごい偶然! 実は私は今年の5月からカナダのエドモントンで働くんです。みなさんはカナダのどちらにいらっしゃるんですか?

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  6. そうなんですか、マミ先生の後任の方ですか。それはそれは、しっかりお世話になることになります。エドモントンのとなりの、カルガリー大学です。

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  7. ああ、斎藤さんをご存じなんですね。そうです、彼女の後任です。どうぞよろしくお願いいたします。カルガリーにはもう30年前ですが、何度か行ったことがあります。今度もぜひお邪魔させてください。

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