2017年1月17日火曜日

アニメと哲学との意外な関係

円環の理

「真理の探究なき人間は生甲斐のない人生だ」というソクラテスの名言があります。幼かったころ、これの意味をまったく考えませんでした。高校生になり、良い大学に入るために一生懸命勉強しました。特に文学と社会学に関心を持ち、社会学と心理学の本を読んで、西洋哲学を知りました。あのころ、毎日図書館に行って本を読みました。高校二年生の時、実存の危機から人生の意味を探し始まりました。

一方、幼稚園の時からずっとアニメが好きです。初めて見たアニメはドラえもんでした。それまでアニメと言えば子供向けのものだとばかり思いました。例えばディズニーみたいなものです。でもそのような先入観がすぐ消えました。じつは私だけではなく、家族もみんなアニメが好きです。姉が大好きなセーラームーンや、叔母さんがよく観るクレヨンしんちゃんは、子供向けのアニメではありませんでした。いつの間にかアニメは私の生活の一部になり、かけがえのない経験になりました。

2011年に「魔法少女まどか☆マギカ」が放送されました。このアニメに何ともいえないショックを感じました。このアニメには深い哲学のテーマがあります。例えば正義と倫理。すごく面白いですから、たくさん調べました。その時「円学」というグループと出会いました。このグループは学術研究の知識を活かしてまどマギについて議論しました。

アニメとゲームに興味がありますから、日本語専攻に決めました。高校時代からの未解明の問題はありますから、大学で哲学と神学のクラスをいっぱい取りました。大学の教授たちは面白い本をたくさん推薦してくれました。アニメ理論のエッセイも書きました。

アニメの魅力がすこし分かりました。アニメはただの娯楽ではありません。文学の作品です。最近のアニメの多くは意味が浅いですが、時々素晴らしい作品が出ます。このブログでは、普通のアニメ紹介ではありません。アニメに託された哲学のテーマを検討し、自分の考えを記します。まどかマギカを中心に、存在論、倫理観、神学などのテーマを取り上げます。「ラブライブ!」や「沙耶の唄」などの作品も分析してみます。

名前に「円環の理」を選びました。もちろんご存知でしょう。でなければ、この解説を読んでください。

2 件のコメント:

  1. ほとんどの人はアニメを考えたら「子供用だなぁ」と思っています。しかし、アニメはよく深遠なテーマについて話して、命、死亡とか熟慮します。現実じゃないから、重いテーマを扱いやすいかもしれません。

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  2. 子供の時、私もアニメを始めてみました。アニメはおもしろくて、楽しいですから、ブログは読んで楽しみにしています。

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