2017年2月6日月曜日

愛は痛い

リア充

オタクは、キャラクターが好きだったら、それへの愛を懸命に表わします。たとえば先週、祭壇のことを書きました。それだけではなく、「痛バッグ」というものもあります。短くして「痛バ」とも言います。「見ていて痛々しいバッグ」ということで、オタクたちが自慢げに使う言葉です。痛バッグとは、アニメやゲームのキャラクター・グッズをいっぱい取り付けたトートバッグですが、リュックサックもあります。その場合は「痛リュック」と変わります。作り方は簡単です。

1.好きなキャラを決める
2.使用するカバンを用意する
3.取り付けるグッズを用意する
4.配置を決める
5.取り付ける
6.完成!

キャラクター・グッズはぬいぐるみ、缶バッジ、ラバーストラップなどが含まれます。同じグッズを複数使用することもあります。どんなバッグでも大丈夫ですが、痛バッグは人気物になったために、特別なのが買えます。バッグの色はいろいろで、透明のビニールのウィンドウが付くのもあります。グッズは20個以上付ければ痛バッグになりますが、50以上だったら「キチバ」という愛好者のバッグです。重くて負担になります。「カバンの原型がわからないぐらい付けている」、「歩くとジャラジャラになるぐらい付けている」といった具合です。

こんなバッグはすごくお金がかかります。限定版のグッズをよく使うので、「めざましテレビ」というテレビ番組で痛バッグを取り付ける女性に「どれくらいお金がかかりますか?」と聞いたら、女性は「だいたい8万円くらいですけど」と答えました。財布も痛くなるでしょう。痛バッグはキャラクターへの愛情表現で、お気に入りのキャラと常に一緒にいるようになります。自己アピールもできるから、同じ興味を持っている友達とのつながりを深めます。そして、高価なグッズも見せびらかすことができます。

「痛モノ」はさらにあります。痛車(いたしゃ)、痛スマホ、痛Tシャツ、痛印などです。オタクの愛情表現は人によって違い、すごいものだと思います。

2 件のコメント:

  1. 「痛バッグ」は痛そうです!バッグにグッズを取り付けすぎると思います。なぜがこれは人気になりますか。

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  2. 私は今痛スマホと痛Tシャツを使っています。前にはラブライブのキャラクターが取り付けているバッグを持っていましたが、女子高校生みたいだと言われました。やっぱり男にとって、こんなバッグは無理です。>_<

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