2018年3月6日火曜日

青春

KANA-JIN

今週のテーマは、恋愛だ。

日本では、誰かと会話をすると、よく聞かれるのは「彼氏がいるの?」という質問だ。何故かというと、日本人は恋の話が好きだからだ。カナダ人だと、会ったばかりの人とは、そういうプライベートな話をあまりしない。それを聞かれると、なんとなく違和感を感じる。彼氏がいるかどうかと聞かれたら、「ああ、この人が私のことを気にしているんだ」と自然に思う。でも、日本ではそういうニュアンスがない。なんかまるで天気のことを話題にしているような、普通な会話だと感じる。

私は日本人の女性の友達と遊んでいたら、特に合宿に行ったとき、必ず「女子会」が行われる。「女子会」のもっともポピュラーなテーマは、恋だ。新宿などには、女子会料金が用意された居酒屋、カラオケ館などおしゃれな場所が結構ある。彼氏がいる人は、どうやって告白されたかなどを嬉しく喋る。単身の人は、「彼氏が欲しいなあ」と何回も繰り返す。私は何回も違うグループの女子会に参加したが、ちょっとそういう話には飽きた。

この話題はもちろん人によって経験がまったく異なるけど、多くの日本人の友達は大学に入ってから初恋をした。日本の高校は、男子校・女子校がカナダよりかなり多い。その理由もあって、異性との交流は大学時代から始まる人が多い。私が入ったサークルには、男子校から卒業した人がいた。彼は大学に入ってから、女子なら誰でもナンパし、チャラい男だと見られた。ちょっとかわいそうだった。確かにそういう人間関係が複雑だけど、彼は「付き合っている」ということを追いかけ過ぎたから、周りの女性は違和感を感じた。逆に彼はやっと落ち着いた時、彼女ができた。

日本の恋愛関係は、告白してからデートに行ったりするから、彼女・彼氏になってから相手のことを知っていく。ある友達は、最初に彼氏のことがとても気に入ったのに、だんだん相手の癖を発見して、気持ちが冷めて、しかしそれでも恋愛関係を続けた。彼女は、ただ自分ひとりになりたくないから、そのまま続けた。彼氏と別れられる状況を待っているように見えた。はたして留学に行く前、あっさり別れた。

もちろんカナダにも似たようなケースがある。しかし、付き合う形はちょっと違う。何回もデートを重ねてから、彼女・彼氏の関係になるかどうかを決める。その時まで、相手との関係はずっと曖昧のままだ。

どんな国でも恋は複雑だ。日本の大学生からよく口にするのは、「これが青春だ」というセリフである。やっぱり、若い時、たくさんの相手と付き合い、どんな人が自分に似合うかが分かる。だから、どんどん恋をして、経験を重ね、青春を精一杯楽しんだ方がいい。(写真は、好きなロマンチック映画、アオハライドだ。)

4 件のコメント:

  1. 自分の経験から見ると、日本人特に女子たち本当に恋愛の話が好き!恋愛が青春の一部になるはずと思う。「女子会」どうか「合コン」どうか、まさしく恋愛のために本気を出した頑張ている日本人だ!

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  2. この記事のチャラい男を読むと、一人の友達を思い出しました。彼も女に追いかけたと思う。そして、彼と話した時に女に夢中していた。「ミッチ、彼女はもういる?」とよく聞いた。どんな国でも、そんな人がいるね。

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  3. 私もそう思う。日本の女の子は、食事の話とか、恋の話とか好きだよね。恋の話は、日本で普通な話だと感じる。「女子会」に行ったことがないから、一回行ってみたい、面白そう!

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  4. 日本の女性は本当に恋愛のことばが好きですね。私は漫画を読んだ時、日本の女の子は小学から彼氏と付き合います、びくりしました。

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