カルチャーショック

カレー・ライス

一つの所で長く暮らしていけば、最初は変だと感じたことも、だんだん当たり前のことのようになってしまいます。今になれば慣れていて、まったくビックリしませんが、2006年に初めて日本に行った時は、カナダと違うことがたくさんあって、ほんとうに驚きました。あの時に撮った変わった物の写真がいっぱい残っています。

日本で過ごしたクリスマスはとても楽しかったです。久実ちゃんのお祖母ちゃんの家に泊まりました。日本人はカナダみたいなクリスマスを祝うことはあまりないのですが、久実には七才の女の子のいとこがいるので、その子のためにクリスマスパーティーをしました。クリスマスはアメリカの文化なので、日本人は真似をしています。しかし、日本でのクリスマスの過ごし方はアメリカのとは全く別のものでした。

たとえば、日本ではどこかのケーキ屋が始めたことで、毎年クリスマスイブにクリスマスケーキを食べる伝統を持っています。ケーキを食べる前に、皆で「We Wish You A Merry Christmas」というクリスマスソングを歌い、子どもらがケーキのろうそくを吹き消します。この伝統がとても可愛いと思います。まるで誕生日パーティーみたいです。

久実の家族と皆で買い物へ行きました。ショッピングセンターの中で「SMOKING OK」と書いたサインがありました。これもカナダと全然違います。カナダには、「No Smoking」とのサインしかありません。タバコを吸ってもよいという許可が絶対ないです。買い物が終わったら、久実のいとことおもちゃ販売機のところへ行きました。好きなおもちゃを何でも選んでいいとおばさんが言ってくれました。しかし、当時６歳だった女の子が選んだのはおっぱいの形をしたおちゃでした！私はとてもびっくしました！カナダではそのようなおもちゃは絶対売っていないし、とても変だと思います。日本人はとてもシャイなイメージがありますが、裸に関してはカナダ人のほうが恥ずかしがり屋かもしれません。日本のテレビ番組でも裸体を放送するし、温泉文化もとても進んでいます。この違いはとても面白いと思います。

あの時の写真をあらためて振り返ると、始めて日本に行ったころに感じたカルチャーショックがなつかしい思い出としてたくさん蘇ってきました。わたしたちが変わったと思ったことは、どれも些細な違いですが、日本の興味深いところでもあると感じます。