2015年10月15日木曜日

ミツバチを守れ!

朝シン

最初は虫のことを書かないつもりでしたが、クラゲを書いた後、ミツバチのことを話したくなりました。クラゲや蚊を全滅させたら、世界はどうなるんでしょうか。人間にとって蚊やクラゲはやっかいな生き物ですが、大自然にはこんな生き物が必要です。例えば、蚊の幼虫は川魚の食べ物であり、幼虫がなくなれば、川のバランスが崩れます。

e5-1今度の話題は、ミツバチが減っていることです。そう、クラゲの状況の逆です。まず、右の写真を見てください。これはいったい何でしょうか。答えは「蜂球」、あとでもっと詳しい説明をします。

皆さんはミツバチと言えば何を思い出しますか。多分蜂蜜やスティンガーではないでしょうか。私にはやっぱりオスの蜂です。オスの蜂は未受精卵から生まれ、ただ90日間しか生きられません。オスの蜂はスティンガー(針)を持っていませんから、巣を守ることができません。それではオスの蜂はいったい何をするんですか。答えは何もしない、ただ女王蜂と交尾するために生まれたものです。あまり知られていませんが、蜂の交尾は、飛びながら行われます。オスの「下半身」は、普通腹部の中にあります。交尾するときにそれが反転し、精子を出し、やがて腹部と切り離されます。秋になれば、オスの必要が減るので、巣から追い出されます。オスの蜂は興味深い生き物です。

蜜蜂の数がどんどん減っていることには、人間からの影響が少なくありません。殺虫剤が使われ、蜂の生息地が壊され、その食べものが奪われるなど、蜂がいまだ存在していること自体が奇跡です。本当にいなくなったら、多くの果物もいっしょに消えることでしょう。蜂の働きによって受粉ができますが、それがなければ、人工での受粉しかできません。そうなれば、アメリカでは年間146億ドルもの予算を作らなければなりません。庭などに花を植えたら、少しは蜂ためにはなります。

最後に「蜂球」のことを説明します。日本には大雀蜂という蜂が生息しています。大雀蜂は蜂と蜂の幼虫を食いますが、日本の蜂には、特殊な防御システムを持っています。それは大雀蜂を巣から誘い出し、働き蜂で一気に侵入者を囲みます。大雀蜂が耐えられる温度は摂氏46.1度で、それ以上の温度に上がった蜂球の中に閉じ込められた大雀蜂は暑さで死にます。

大雀蜂を殺さなければ、こうなります。このビデオはちょっとエグイので、寝る前に見ないほうがいいと思います。

3 件のコメント:

  1. ミツバチが消えれば、人間には困りことです。今、農場と一部の農家が、養蜂箱を組み立て、蜂を育っていて、自分の農産物を助けれます。そうすれば蜂の数も上がれると思います。
    数年前、「NATIONAL GEOGRAPHIC」にアメリカの雀蜂のことを了解しました。雀蜂は暖かい所で生存できます。ミツバチだけじゃなくて、時々人間を損ないます。とっても危ない生物ですね。

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  2. 朝シンさんのリンクにあるビデオは怖かったとですよ! これまで、私はツバチから果物への大切さについて思ったことはありませんでした。 この情報を読むと、少し悲しかったと思いました。 蜂の防御システムは同時に怖そうであり、面白そうです。 ミツバチの大切さがあるので、アメリカは果物を守るためになにができると思いますか? 今週のテーマはいい選択だと思います。

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  3. 僕は子供時にずいぶん動物のことを好きでした。特に虫のことを好きで、この文章を読んでから、そんな感じを思い出してきました。いつも虫のことを気に入ったのに、現実に虫についての仕事をできないと思います。ちょっとホラー映画を見る重いと同じです。虫は同時に怖くて、重い白いと言うことです。

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