2009年11月29日日曜日

草食系男子と先入観との関係

レイシー

日本では「出る杭(くい)は打たれる」と言うことわざがある。周りの人に比べて目立ち過ぎると人から非難され、制裁を受けるとの意味である。確かに日本では「本音」と「建前」のような言葉があるほど、他人の前であまり自分の考えを直接に表現しない。人々の前で自分を見せることはあくまで「建前」であるので、そればかりするのは、嫌なことかもしれない。人にとって本image001当に大切なことは「本音」である。自分も知らずに隠された本当の自分の気持ちや内面にある個性を知りたい人が多いことは当然だと思う。日本では自分について調べるゲームや本が流行っている。例えば、脳内メーカーオラオーラなどが有名でユニークだ。自分がどのような性格を持っているかテストするサイトである。

だが、それは自分のことを分析するだけで終わらない。この前、流行に関して書いたときに触れたが、日本では血液型など様々なことで人の特性を分析し、グループに分けることがよく行われている。「草食系男子」と言う言葉を聞いたことがある?Wekipediaによると、それは協調性が高く、家庭的で優しいが、恋愛に積極的でないタイプの、主に20代、30代の若い男性を指す。新しい言葉を作って人間を判断しようとする傾向があると思われる。また、女性の場合、平日は毎日会社から帰ってマンガを読んで一人手酌で酒を飲み、休日は布団の中でうだうだ過ごすのが幸せという女性のことを言う「干物女(ひものおんな)」という言葉もある。もちろん、新語を作ったりすることは面白い。しかし、そうすることは、場合によっては人に悪い影響をさせると思う。例えば、私がB型だと言うと「えぇ、私、B型の人とは合わない」、「B型の人は性格悪いし、片付けとかあまりできないでしょう」と言われたことがある。いくらか付き合ったことがある人でもないのに、「B型」一つでどうしてすぐ私のことが判断できるかと聞きたくなるぐらい少しい。自分を100%と分かるとはっきり言うことは誰にもできない。そのくせに、「草食系男子」など流行の特徴があったといって、人間を定められた枠に入れることには、限界があって、無理だろう。

自分の内面を理解しようとする人ほど、他人が持つ価値や個性を認める態度を持つことが大事だと思わないか。

1 件のコメント:

  1. J-papa2009年11月30日 0:35

    人の内面を理解するのは至難の技。
    たとえ 夫婦でも死ぬまでに20%理解するのがMAXと言われている。ウェニャーミョン、大まかに分けてしまうのである
    諺で、人を見ればドロボーと思え。というのがある。
    勿論いい意味ではない。それだけ難しい。

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