2018年1月16日火曜日

就職活動、その一

シェリー

日本でもカナダでも、大学を卒業する学生たちは就職するために、あるいは在学中の学生はインターンやアルバイトをするために、面接を受けなければならない。最近、インターネットが普及し、求人サイトから応募する人も増えている。しかし、就職活動の体制や採用基準は、国によって大いに違いがあるようだ。交換留学の間、龍谷大学でビジネス日本語の授業を受け、今年から日本の就職活動にも参加し、日本で働くことを目標にしている。このブログを書き始めて、まずカナダと日本の就職活動の相違点と共通点について考えてみる。

日本では、大学生が三月に卒業し、四月や十月から新入社員として会社で一斉に働き始める「新卒一括採用」という体制が取られている。多くの企業は新卒大学生に対して、在学中に「内定」を結ぶ。つまり学生からすれば、「卒業後は御社で働く」という契約である。これに対して、カナダの場合、日本のような具体的な採用活動や就職活動においての「内定」という概念がない。また、就職活動の開始時期などの規定もほぼ存在しない。カナダの学生は、普通大学最後の学期か、それとも卒業後に、自分のタイミングで就職活動を始めるのだ。在学中にインターンとして働いた会社で卒業後は正社員になるというパターンもある。例えば高校生、学部生、失業者、新移民などいろんな人々がインターネットの求人サイトや求人広告、友人・家族のつながりなど通じて就職先を求めていて、新卒の大学生はその中の一部分だと見られている。

日本の大学生は、三年か四年の時から就職活動を始め、内定のオファーをもらい、卒業したらすぐ会社に入る。毎年三月一日にエントリーが開始されたら、すぐ企業説明会に参加し、エントリーシートを提出する。六月から九月にかけて、複数の筆記試験や面接を受け、十月ごろ、内定をもらう。準備不足の学生は内定確保が難しくなる。エントリーシートを提出したら、すぐに通知が届けられ、企業セミナーや面接が始まる。「マイナビ学生就職モニター」の調査によれば、2018年卒の学生は、平均して46社の企業にエントリーシートを出す。競争はかなり厳しいけと、選ぶ範囲も広い。

私は、カナダの自由すぎる就職活動よりも、日本のほうが好きだ。自分の将来や仕事についていろいろと考えながら企業説明会に参加し、会社経営やその成長性、給与や福祉など詳しい情報も簡単に集められる。また、皆で一緒に就職に取り掛かるため、 手伝いあったりして、仲間意識も自然に育てられる。

日本の2018年就職活動スケジュール

3 件のコメント:

  1. シェリーさん、すごいです!このブログを読んだ後の感想は、日本の方がもっといいと思います。私最近たくさん就職のことを考えているから、日本の「内定」羨ましいです。

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  3. シェリーさん、流石です。日本の仕事は大変なと思いますが、日本に遊びにいくのは楽しいです。でも、外国人は日本で就職は難しいと思います。シェリーさん絶対日本で就職できますので、頑張ってください。

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