2018年2月27日火曜日

アルバイトは親から自立する道具?

KANA-JIN

今週のテーマは自立だ。日本では、高校の間、ほとんどの場合アルバイトが禁止される。カナダなら、大学生になってもアルバイトをせずに、勉強することに集中する人もいるけど、十四歳のときからすでにアルバイトを始めた人さえいて、大学生になったらなんらかのアルバイトを経験する人がむしろ普通だ。

カナダの都市は、互いに遠く離れ、都市の中心に大学が位置し、大学生は周りの地域から大学に集まってくる。カナダは広いし、日本ほど公共交通機関が発達していなくて、そのため、多くの大学生は、学生寮とか借りたアパートにすんでいる。親から離れてひとり暮らしをし、ひいては自分で学費を払わなければならない。そのお金は、奨学金やアルバイトで稼いだものだ。カナダの大学では、「パートタイム学生(一学期に勉強する科目を少なくし、卒業するまで長く時間を掛ける)」の制度があり、学費を負担する大学生は、働きながら勉強する。ある友達は、すべての生活費用(家賃、水道、電気、ガス)をアルバイトからもらった給料で支払い、貯金はまったくできない。大人になるためには、もっと計画性を持たなければならない。一方では、実家に住んでいる人もいるけど、アルバイトが自立の第一歩だ。私は、毎年少なくとも学費の半分を自分で払っている。

日本人の大学生には、お金の悩みがあまりないようだ。実家が埼玉、茨城、横浜などの大学生は、たとえ通学時間が2時間超えても、平気に親と住んでいる。そのような学生は、お金を貯める目的は遊ぶことだけだ。もちろん、県外などからきた学生は、大学の近くに下宿して、家賃などの悩みも持つが、カナダと違い、親から離れても、学費は必ず親が払ってくれる。だから、日本人大学生にとってのアルバイトは、ほとんど遊ぶためにお金を稼ぐものだ。それはアジア的な家族文化の一つかもしれない。ちなみに、日本の奨学金も返さなければならない。言葉の意味が間違ったように思う。

日本の多くの大学生は流通や外食産業でアルバイトする。居酒屋、コンビニ、ラーメン屋など。一番楽なのは、コンビニだと聞いた。給料がいいアルバイトだと、カナダではあまり人気ではない塾の先生とか、家庭教師などだ。英語を喋れる留学生なら、英会話のアルバイトが一番探しやすい。

どの国でも、一人暮らしは独立の第一歩なのだ。

写真は英会話のアルバイトの例だ。

2 件のコメント:

  1. 「どの国でも、一人暮らしは独立の第一歩なのだ。」最後の言葉がとても好きです。私は14歳からカナダでアルバイトを始めました。色んな経験をもらっただけではなく、社会適応能力や自立能力も育てられます。経済的に独立するのは親から自立できる第一歩と思います。お金を他人に依存しない、やりたい仕事を選べ、したくないことをしないということです。

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  2. 高校の間、アルバイトすることは無理ですか?!そのことを理解していません。
    シェリーさんの同じ場合、私も14歳からアルバイトを始めました。アルバイトしない場合で、高校卒業式に行くことができないと思います。それから、カナダで卒業式の時にプロームみたいのドレスやスーツを購入するべきです。そして、アルバイトしなかったら、卒業ドレスを買うことができなくて、卒業式に行けません。

    色々理由があって、「一人暮らしは独立の第一歩なのだ」むしろに、「アルバイトは独立の第一歩なのだ」と思います。カナダで、そのことです。

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