2019年1月24日木曜日

にせ物のニク

J本

今週はJaponismについて書きたいと思いましたが、ある新聞記事を読んで、気が変わりました。その記事は、「カナダの肉製品、アメリカより日本の市場を狙う」と書いています。なぜ肉ですか。正直言いますと、ただ肉を食べるのが好きだからです。それでこの記事の内容について調べてみたいです。そして、グルメのふりをしてみます。

CCAによると、カナダは世界屈指の赤肉と家畜の輸出国家であり、毎年、カナディアンビーフと牛の45%は輸出しています。アルバータビーフはとくべつに有名で、輸出量も多いです。しかし、カナダの牛の輸出先は、こうになります。

アメリカ 75%
中国香港 8%
日本 6%
メキシコ 4%
韓国 2%
その他 5%

この数字を見ると、先の新聞記事は少し変です。なぜアメリカや中国香港ではなく、日本を話題にするのでしょうか。記事を読んで、その理由が分かりました。FTA(自由貿易協定) のCPTPPは批准され、参加する国の中にはアメリカと中国と香港は入っていません。アメリカへの輸出では、牛肉は重要な食品ですが、CPTPPのおかげで、カナダは少し有利な立場を取りました。CPTPPが実施されて、アルバータの経済にはどのような変化が起こるのでしょうか。アルバータはもう少し豊かになれたら、バイトの給料を増やして欲しいです。

輸出の話は面白いと思いますが、私のグルメ魂は全然満足していません。もっと美味しい情報がないのでしょうか。その野望を果たすために、有名な神戸ビーフを調べました。神戸ビーフは日本の国宝だと聞きました。それの特徴は、絶品の霜降りです。さらに、フランスのシャンパンみたいに、厳しい規制が敷かれています。兵庫県で製造されたものでなければ、神戸ビーフと呼ばれる資格がありません。

数年前、カナダやアメリカでは結構多くの所で、「神戸ビーフが食べられる」という看板が見られました。でもそれらは、本物の神戸ビーフではありません。確かにその牛の子孫は但馬牛かもしれないが、製造の場所は兵庫県ではありませんから、神戸ビーフだと呼んではいけません。その紛らわしい宣伝のせいで、多くの人々は本物の神戸ビーフを知らずに、「神戸ビーフ」を食べたと勘違いしています。でも最近になって、人々は少しずつ分かるようになりました。今は、「神戸ビーフ」ではなく、「神戸スタイルのビーフ」や「神戸クラシックビーフ」と言っています。言葉をすこし変えただけですが、まったく違う意味になりました。「神戸ビーフみたい」な物に過ぎません。

このような言葉の変化はとても興味深いと思います。来週も面白いの物を見つけ出したいです。J本でした。(写真は大学キャンパスの中にある店)

3 件のコメント:

  1. 政治経済の話から突然「バイトの給料を増やしてほしい」という個人的な話題に移るのがとても多白かったです。それからカルガリー大学内には神戸ビーフの店があるんですね。これも「神戸牛みたいなもの」ですか?

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    1. コメントありがとうございます。

      カルガリー大学内の店は焼きそばやラーメンなどのものを売れています。「神戸ビーフ」と「神戸ビーフみたいなもの」に対して、全然関係ないみたいです。これも紛らわしい宣伝の結果でしょうかね。

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  2. J本さんの今週の文章は勉強になりました!恥ずかしいですが、神戸ビーフの特徴は知りませんでした。私にとって美味しいビーフは美味しくて、作り方はあまり考えません。

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