尾田栄一郎

ショーン

皆様, 今週の漫画家伝説で紹介するのは、多分いま日本の漫画界で一番人気を持ってる漫画家かもしれません。かれの作品は1997年から今までずっと少年ジャンプで連載しています。しかもかれは今でもその週刊、いや、日本で一番大人気の漫画家です。はい、そのまさかです。今週の伝説の漫画家は、あの「ONE PIECE」を描いた尾田栄一郎です。

尾田は熊本県熊本市の出身です。子供の時から、父親の影響で絵を描きはじめましたけど、４歳になるまでには、漫画家という職業の存在をぜんぜん知りませんでした。しかし、これを知るようになったら、「漫画家になれれば、大人になっても働かなくていいんだ」と考えたので、漫画家を目指し始めました。連載作家になる前、尾田はたくさんの漫画家のアシスタントとして働きました。その中で一番有名なのは、たぶん「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」を描いた和月伸宏かもしれません。

今大人気の「ONE PIECE」の海賊のテーマは、尾田の得意なものです。これが好きになった理由は、尾田本人によれば、「小さなバイキングビッケ」というテレビアニメの影響を受けたからです。そうだとすれば、「ONE PIECE」を描くずっと前の中学時代から尾田は「少年ジャンプに海賊漫画を描こう」と心に決めて、構想を始めていました。高校卒業後、九州にある九州東海大学に入った尾田は、漫画家になるために一年で大学を中退しました。その時から1997年に『週刊少年ジャンプ』で海賊達の冒険と活躍を描く「ONE PIECE」の連載を開始するまで、ただ三年間しか経っていませんでした。尾田は中退生から日本一の漫画家になりました。これはほんとうに偉い結果だと思います。

「ONE PIECE」はいったいどれぐらい人気があるのでしょうか。これの累計発行部数は日本国内最高の2億8000万部を突破しており、第67巻は初版405万部という日本出版史上の最高記録を作りました。しかも、漫画主人公たちが乗る「ゴーイングメリー号」という海賊船は、フジテレビによって遊覧船を改造して実際に再現されました。僕は日本に行った時も自分の目でそれを見てきました。素晴らしくて、感動しました。

じゃ、みなさん、また来週。