2019年2月7日木曜日

翻訳で失われたもの

プレート

今週は、1989年に日本で最も売れた映画「魔女の宅急便」について書きます。この映画は、宮崎駿が製作、脚本、監督をすべて担当した最初のスタジオジブリ映画です。同じタイトルの小説は、角野栄子によって書かれました 。「魔女の宅急便」はビルドゥングスロマンのストリーです。キキは生き甲斐を探し、自立を目指す13歳の魔女です。

このブログでは、「魔女の宅急便」の日本語版と英語版の予告編を比較します。YouTubeでの予告編のリンクはつぎです。

日本語版の予告編
英語版の予告編

日本語の予告編にはほとんど対話がなく、バックグラウンドで背景音楽や「やさしさ包まれたなら」の歌が流れていました。アニメーターや作家の名前などが映し出されます。全体的に見て最小限の内容という感じです。さらに、劇場版予告編でキキの声がありました。0:50に流れたキキの話は、英語字幕でちょっと違います。キキは、「あの、あたしは魔女のキキです。こっちは黒い猫のジジです。ここに住みたいです。」と言った。英語の吹き替え版は「Well, you see, I’m a witch.  My name is Kiki.  This is my black cat Jiji.  We’d be honoured if we could live here.」。会話の最後の部分は、丁寧な日本語のニュアンスを出すために、長い表現になりました。英語の予告編では、映画の中の会話がより多く使われました。

もう一つの違いは、北アメリカ風のナレータがあります。ナレータは映画を宣伝し、リリースの発表をしています。「魔女の宅急便」の始まりと終わりのクレジットに流れる曲も、英語版では違います。例えば、シドニーフォレストの「Soaring」と「I’m Gonna Fly」は、1997年のディズニーの英語吹き替え版で使用された二つの新しい曲です。

2 件のコメント:

  1. 丁寧な日本語のニュアンス失わないように英語に翻訳するのは難しいですね。話しぶりはキャラクターの性格描写に影響すると思います。「魔女宅急便」の場合、ニュアンスが入らなかったら、キキの描写は変わるでしょうか。

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  2. パンダ・プライム2019年2月8日 0:22

    それらの違いが意図的だと思いますか?グーグル翻訳を使っても、間違えや違いがあるから、正確な翻訳することは難しいです。映画を発売された時に、オンラインのリソースはまだ存在しませんでしたから、翻訳者が間違えるのが普通だったかもしれません。

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