2019年3月7日木曜日

視力1.5の秘密

ライン

再度のご来園ありがとうございます。今週も工場ランドへようこそ。今回はプラスチック製品について話したいと思います。プラスチック製品が石油の副産物だと皆さんはよく知っていると思います。プラスチックが今、私たちの生活に大きな影響をもたらしていて、私たちの生活に不可欠な存在です。そんな中、結構重要な役目をはたしているのがコンタクトレンズだと私は思います。

最初のコンタクトレンズはいつ作られたかと聞かれたら、その答えは二十世紀からとなります。世界中に普及し始めたのが1971年で、その年に初めてソフトコンタクトレンズが発売されました。ソフトレンズは昔から使われていたハードレンズと比べて長く着用することができるうえ、製造コストも抑えられます。そのため、今一般的に使われているのはソフトですが、ほとんどが使い捨てのタイプです。一方、ハードレンズはグラス製とプラスチック製があって、洗って何度でも使えます。

それでは、工場でコンタクトレンズがどのように作られているのかを皆さんにご紹介したいと思います。酸素を通すことができる特殊なプラスチックを、直径約10ミリ、厚さ約3ミリに切断して、ブランクス(凹の形)と呼ばれる形状にします。一つ一つを治具に取り付け、まずは目に触れる面を、次に凸面を削ります。作業はほとんど同じです。内側と外側の丸みの違いで度数が決まります。仕上げに、外側、内側と周辺部分をなめらかになるように磨きます。一枚一枚作業員が目で検査し、レンズの光の当たり具合と傷がないかをチェックし、最後に検査機でレンズの規格を確認し、問題がなければ完成です

いかがでしょうか。コンタクトレンズの歴史や製造過程をすこし知ることができたでしょうか。ちなみに、私は目に何かを入れるのが怖いからコンタクトレンズを使ったことがありません。

では、また来週お会いしましょう。

2 件のコメント:

  1. 目に物を入れるのが怖いです。ソフトレンズをともかく、ハードレンズを使うことは想像できません。絶対痛いと思います。眼鏡をかけ続けることにします。今週もまたまた勉強になりました。

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  2. コンタクトレンズのことを教えてくれてありがとうございます!とても面白かったです!私はメガネとコンタクトレンズをかけていませんけどカラーコンタクトをかけてみたいですよ!(笑)

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