2014年1月23日木曜日

愛と死のロンド

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Entry02-01歴史ファンタジー「エリザベート~愛と死のロンド~」は、有名な宝塚作品の一つです。大好きです。もともとオーストリアのミュージカルであって、1996年に宝塚による日本初公演が行われた。とても人気があって、宝塚では7回も上演され、今も続いています。

話は面白いと思います。バイエルン王家の娘、愛称でシシィと呼ばれるエリザベートは若い時に高い所から落ちて、「黄泉の世界」で目覚めます。黄泉の帝王トート(死の擬人化、ドイツ語では“der Tod”)はエリザベートを迎えます。エリザベートはすぐ「私を返して」と叫んで助けを求めましたが、トートは彼女をひと目見て、恋に落ちました。そして彼は、エリザベートもいつか自分を愛するようにと、エリザベートを人間の世界に返しました。エリザベートはオーストリア皇后になって抑圧されるも自由を勝ち取るために闘い、トートはいつも彼女を誘惑しつづけました。
 
本当に素敵な作品だと思います。素晴らしい曲がたくさんあります。このミュージカルではセリフが少なくて、ほとんど全部は曲で構成されています。違う組の公演を見ましたので、キャストの違いも分かりました。実は私の一番好きな宝塚出演者はエリザベートを演じた娘役・花總まりです。男役のほうが娘役より人気があるが、私は娘役が好きで、とくに花總まりのファンです。それで、花總が演じるエリザベートが一番好きです。花總は日本初演のエリザベートを演じて、宙組1998年の舞台でもエリザベートを演じました。かわいくて若いシシィから、エレガントで悲劇的な皇后までを演じ分ける演技が本当にすごいし、歌声もとてもきれいで感情を上手に伝えるし、最高のエリザベートだと思います。そしてトートも、とてもかっこよくてミステリアスな役で楽しいです。

来週は、2012年にライブで見た「エリザベート スペシャル ガラ・コンサート」と、それに今年予定の花組のエリザベートについて書きたいと思います。楽しみにしてください。
 
1996年雪組公演:「愛と死のロンド」

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